留学大図鑑 留学大図鑑

迫本 拓也

出身・在学高校:
愛知県立熱田高等学校
出身・在学校:
鳥取大学大学院
出身・在学学部学科:
持続性社会創成科学研究科工学専攻
在籍企業・組織:
メタウォーター株式会社

水に関する研究,オランダ(ヨーロッパ),ウガンダに関する質問はSNSにてメッセージをいただければ可能な限りお答えいたします.


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

水で世界を救う

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デルフト工科大学 Civil Engineering and Geosciences, Water management
  • ウガンダ・オランダ
  • デルフト
留学期間:
6か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,210,000円
  • 大学独自のもの 120,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

水の研究で世界的にもトップレベルであるオランダのデルフト工科大学(TU-Delft)にて,EPANET 2.0を用いて断続的な水供給下における安全な水供給方法に関する学習および研究を行っていました.この研究では,ウガンダのムコノ町に焦点をあて,留学中には実際にウガンダへ行きウガンダの上水道(水道水)の現状を自分の目で見ると共に上水の水質調査を行いました.
また,日本文化の発信活動として,ギネスブックにも掲載されたことがある鳥取のしゃんしゃん傘踊りを「カメラジャパン」というイベントにて披露し,体験会も実施しました.研究以外では,大学のサッカーチームに所属していました.

留学の動機

水に関する研究では世界でもトップクラスの技術を保有しており,研究開発も盛んに行われているオランダのデルフト工科大学に行くことで,世界トップレベルの技術を観て学び,その技術を用い水問題で困っている地域を助けたいと考えたからです.また,私は幼い頃からサッカーが好きで,いつかヨーロッパでサッカーをしたいと思っていたことがオランダへの留学を決心させました.

成果

水に関する研究で最先端のオランダと水供給・処理に問題を抱えているウガンダの両方を実際に自分の目で見たことで,ウガンダのような水問題を抱えている国を積極的に支援しなければならない事が分かったとともに日本の上下水道システムはオランダのようにまだ発展する余地があることを知ることが出来ました.またこれらの経験から自分の研究の重要性を再確認することが出来ました.

ついた力

コミュニケーション力

日常生活から新しいことには何でも挑戦しようと決め,様々なコミュニティに飛び込んだことで,研究室以外にも多くの繋がりを持つことが出来ました.また,多くの人と関わることで,コミュニケーション能力が向上したと思います.日頃から他分野の研究者・大学院生と研究について話していたこともあり,自分の研究分野での現状の問題点と,どのようにしたら解決できるかを人に分かりやすく伝える力がついたと思います.

今後の展望

留学後の成果として帰国後もオランダの先生と研究を進めることで,国際学会にて研究成果を発表することが出来ました.また,Waterという国際ジャーナルにも掲載されました.今後は社会人として日本の上下水道を守っていくとともに日本の技術を海外に発信することで,世界の水問題の解決に役立ちたいと思います.

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
2月

オランダ(デルフト)

・場所:
首都アムステルダムから電車で1時間の古都デルフト.オランダらしく石畳と運河が調和したきれいな街でした.
・留学内容:
断続的な水供給システムが引き起こす問題に関する学習,解決方法の研究を行っていました.
・生活:
日本食が恋しくなったときは,中華料理屋さんに行ったりオランダのスーパーに売っている謎のインスタントラーメンを食べたりしていました.
・感じたこと:
オランダの大学院生は,日本とは違い,論文の審査は厳しく,その分野で著名な研究者を査読審査を合格しなければなりません.そのため,卒業するまでに3年半もかかった友達もおり,日本の大学との修論に対する意識の違いを感じました.


費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

デルフトの街並み
デルフトのクリスマスマーケット
研究室の仲間と夕食
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
1月~
2019年
2月

ウガンダ(カンパラ)

・場所
アフリカの真珠と呼ばれるウガンダの首都.標高は約1200mで赤道直下のアフリカらしい都市
・留学内容
ウガンダの水源のヴィクトリア湖からムコノ町までの上水の水質調査
・生活
ウガンダのご飯(通称ウガ飯)はマッシュバナナやマッシュコーンを主食としており,豆や肉のスープと一緒に食べるのが一般的でした.とてもハマってしまい滞在期間中毎日食べていました.また,シャワーは水,洗濯は手洗い,断水・停電,時間を守らないなどとフリカらしさも経験しました.
・感じたこと
ウガンダでの一般的な移動手段がバイクタクシーだったのですが,ドライバーは地図が読めず,英語も話せなかったため,目的地に行かない事が何度もありました.免許も持っていたかったようなので,なぜバイクタクシードライバーが出来ているのか今でも不思議です.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ウガンダのバイクタクシー(ボダボダ)
水質調査:採水の様子
赤道
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

課外活動

・サッカー
DCFというサッカーチームに参加しリーグ戦に参戦していました.そのチームについていたスポンサーと半年間契約していただき,ユニフォームは支給され報酬もあり,オランダのサッカーを行う環境の高さを知りました.また,私はサッカーをすることで留学当初ふさぎ込みがちだった気持ちも明るくなりました.チームメイトとは本音で話し合うことができ,試合のない日も学内のバーでサッカーの試合を観るなど,半年間で親友と呼べるような仲になることが出来ました.
・年末年始のイベント
年末年始にはオランダのイベントを満喫しようと年越しには,教会の前で行われていた爆竹のような花火を見て,年明けにはスケベニンゲンと呼ばれる地域の真冬の海に飛び込んできました.
・Camera Japan
このイベントがあることは前日に知り,飛び入り参加しました.当日会場では,鳥取県の祭りで踊られるしゃんしゃん踊りの披露・体験会を実施しました.海外の人にはハッピや祭りで使用する傘,日本の音楽に合わせた踊りはとても魅力的に映ったようで,体験したい人の待ちが出来てしまうほど,予想以上の反響がありました.私はこのようなイベントにサービスを提供する側として参加したのは初めてだったのですが,体験してくださった方の感謝の言葉や喜びの声を聞くとこちらもとてもうれしい気持ちになりました.

サッカーチームの写真
New Year Dive
Camera Japan

3度の引っ越し

  • 住まい探し : シェアハウス

・課題
オランダには日本のようなアパート用の不動産会社は少なく,日本からではオランダで住む家を見つけることが出来ないまま出国となりました.オランダについてからもなかなか家を見つけることが出来ず困っていました.
・解決策
オランダの友達に相談したところ,オランダではFacebookや友達のツテを使って家を探し,相手にメッセージを送る際も自己紹介ビデオを送ったりすることで自分がどんな人物かを知らせる必要があると聞きました.実際にそれを試したところすぐに住宅見学のアポを取ることが出来ました.しかし,滞在可能期間が短い場所が多く3回引っ越しをしました.オランダへ留学を考えている方は参考にしてください.

留学前にやっておけばよかったこと

留学前に自分の出来ることはすべて行ったつもりでしたが,日本では想像もできなかった困難も多々ありました.そのため準備することも重要ですが,その場で考えて行動できる能力も重要なのかもしれません.

留学を勧める・勧めない理由

日本にいては想像もできないような体験,掛け替えのない思い出,一生の友達を作ることが出来ます.是非,躊躇わず挑戦してください!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では,自分の思っている以上に多くのチャンスが巡ってくることがあります.これから行く方には,それらを見逃さないようアンテナをはり,多くのことに挑戦してもらいたいと思います.また,自分が留学前に計画していたことが思うように進まないことや,コミュニケーションがうまく取れず,ふさぎ込んでしまいそうになることもあるかと思いますが,その中で自分なりの解決策を見つけ壁を乗り越えてください.