留学大図鑑

イズミ

出身・在学高校:
神奈川県立横浜国際高等学校
出身・在学校:
東京外国語大学
出身・在学学部学科:
国際社会学部 アラビア語専攻
在籍企業・組織:

最終更新日:2019年03月27日

多様性社会をポジティブに!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ロンドン大学東洋アフリカ研究学院
  • イギリス
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,010,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私の目標は、昨今様々な国で問題となっている社会の多様化に対するネガティブな価値観をポジティブにする実践的なアプローチを発見することでした。移動手段が発達し、世界中のあらゆる国や地域に様々な民族や文化的背景を持った人々が往来するようになって、現在の社会はまさに多様性社会の時代に入りました。そこで文化摩擦や治安の悪化などのネガティブに多様性を拒絶するのではなく、むしろポジティブに捉えることができるように価値観を変える必要に私たちは迫られています。
留学では、まずロンドン大学東洋アフリカ研究学院に留学し、人類学や社会学を中心に学修しました。このことによって私たちがいかに社会的な生き物であり、その社会の中核でもある「人間関係の構築」のプロセスについて学ぶことができました。
また思想的な学びとともに、留学先の大学内でフィールドワークによる実地調査も行いました。私の留学先は、学生の8割近くを留学生を占めており、まさに多様性そのものでした。そこでそうした学生にインタビュー調査を行い、背景の人々との友好な関係作りをする上では、身体的な距離感の近さと、個人個人が異文化に対して関心を持つことが重要であるという結果が得られました。
最後に、イギリスのボランティア団体OXFAM GBにてボランティア活動をし、学業とフィールドワークによって得られた知識や経験を実践するための手法を学びました。

留学の動機

私は、昨今話題になる民族問題や文化摩擦といった問題が、色々な技術的な発展や、企業単位での構造改革ではなく、全く異なる角度からの変革によって解決できると考えました。そこで多様性社会というこれからの私たちの社会を拒絶せず、肯定的に受け入れていくことが日本の発展にとって必要不可欠であるとともに、そのことはすでに多様化が進んでいるイギリス、とりわけロンドンという街から学べるのではないかと考えました。

成果

ロンドン大学東洋あるか研究学院での学問的な学びとインタビュー調査、そしてボランティア活動を通じ、今回の目標である多様性社会に対する社会的な価値観の変革を実現させるためのイベント形式の企画を懸案しました。

ついた力

人に頼る力

私は留学に行くまで、人に頼ることは恥ずかしいことだと考えていました。人にはできるだけ頼らない、人に迷惑をかけない、そういう考えを持っていました。しかし留学中には、どうしても自分一人ではどうにもならないことが起こります。そこで現地の友人に「何を遠慮しているんだ」と言われ、人を頼ることを覚えました。人を頼ることを恥ずかしいと思わないようになったことで、人との繋がりが一層強くなりました。

今後の展望

留学の成果である、多様性社会における価値観の変革に対する実践的アプローチの案を、より具体的で現実的なものにします。そこで、残りの学生生活で、この実現計画をより現実性のあるものにするべくブラッシュアップして行くとともに、協力者を募って行く予定です。

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
6月

イギリス(ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(ロンドン))

大学では文化人類学、映像人類学、社会学、現代思想の講義を履修しました。イギリスの大学は講義のコマ数は週に4個と少ないですが、毎週200ページを超える英語文献を読まないと内容についていけませんでした。そのため、学生は基本的に平日は毎日朝から晩まで勉強し、夜に友人と時間を過ごしていました。
住まいは大学所属の学生寮に住んでいました。ともに生活する上で、共有キッチンなどといった場所で生活様式の違いを感じることは少なくありませんでした。しかし、お互いに同じ大学の学生で、年も近かったため、そういった出来事が会話のいいきっかけづくりになったように思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

お正月にはお雑煮やおせちを作り、友人と食べました。
学生寮に住む猫です。日々の癒しでした。
大学のバーです。イギリスの大学には大抵バーがあります。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

2018年
6月~
2018年
8月

イギリス(オックスファムGB)

オックスファムGBでのボランティア活動は、大学の学期がすべて終了した時期にはじめました。そこでの最も大きな発見は、学校以外の場所での多文化共生のあり方でした。このオックスファムにも多くの民族や文化的背景を持つ人々が所属し、その交代も非常に目まぐるしいものでした。しかし、摩擦は実際にはあまりなく、お互いがお互いを一人間として尊重している姿がありました。
ともに働くということは、ともに協力し合うことに等しく、学校という空間よりもより一層ボランティア活動は人と人をつなぐ力を持っていると強く感じました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学を経て、自分の中での日本に対する観点が大きく変化したように思います。
私は留学中初めて日本での自分のあり方、とりわけ日本人の精神的な部分における「恥」について深く考えさせられました。
海外へ行くと日本人はよく静かだと言われます。そしてそれはまさにその通りだと私は思います。
なぜなら日本人の行動の多くが「恥」をモチベーションとしているからです。人に迷惑をかけないように、ちゃんとしないといけない、こうした日本でよく教わる価値観はすべて「恥ずかしい思いをしないために」というモチベーションのもとに構築されていると感じました。
こうした自分自身の内面的な部分を客観視できるようになるのも、留学の価値の一つのように思います。
人に頼って、周りと協力しながら生きて行くこと、異文化と共生して行く上で、日本人の「恥の文化」を今一度見つめなおさせてくれる出来事を経験したことは私にとって非常に大きかったように思います。

友人に大学の周辺でよく相談に乗ってもらいました。

とにかく自信を失わないこと

  • 語学力 : 英語

留学中、いくら留学前に語学を学び、準備しても補えないものがあります。やはり、母語話者たちを前にすると、やはり自分の語学力に不満を感じてしまうことも多々あると思います。
語学力は学業において、とりわけ作業スピードという点でとても重要となってきます。そのため、留学生はどうしても勉強に時間がかかってしまうし、発言も最初の頃はうまくできません。
しかしそこで、一番気をつけてほしいのは、母語話者と自分を比較し、自信をなくしてしまわないことです。もちろん周りに圧倒され、自分には能力がないと落ち込むこともあります。しかしそれは決して自分の価値を貶めてしまうことはありません。
時にはプライドを捨て、貪欲に、自分は完璧じゃないんだと素直に認めることが大切だと強く感じました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学を楽しみにすることはとても大切なことです。しかし、それと同時に、留学では多くの挫折が待ち受けていることも事実です。
でも、そうした異文化体験が、挫折こそが、あなたの中に根を張り、あなたに変化をもたらし、その先の世界をきっと広げてくれます。