留学大図鑑

高橋 佳苗

出身・在学高校:
岩手県立不来方高等学校
出身・在学校:
岩手大学
出身・在学学部学科:
人文社会科学部
在籍企業・組織:

I DESIGN いわての木製雑貨で起業

留学テーマ・分野:
語学留学を兼ねた地元企業への貢献と起業のための活動
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • inlingua Cheltenham・アアルト大学 Open University
  • イギリス・フィンランド
  • チェルトナム・ヘルシンキ
留学期間:
3か月
総費用:
880,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 850,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

英国の留学では、語学学校で自分の英語を生きたものにし、木製品の調査を行うことができました。午前中の授業で色々な国(オマーン、チェコ、リトアニア、ベラルーシ、スペイン、ブラジルなど)から集まったクラスメイトと共に文法を中心に学びました。午後はアンティークの店などを訪れ、ものが大切に扱われる文化を感じました。フィンランドの留学では、アアルト大学のOpen Universityというプログラムで、初級フィンランド語を英語で学びながら、Helsinki Design Weekのボランティアを体験したり、Habitareというデザインフェアでデザインについての考えを深めました。岩手の岩泉純木家具とつながりのある、NIKARIという家具メーカーの工場兼ショールームを訪れ、これからの木製品業界について、女性のCEOの方と意見交換をすることもできました。

留学の動機

大学在学中、マレーシアでパームオイルプランテーションの増大による森林破壊が起こっていることを現地で自分の目で見たことや、岩手の国産自然塗料メーカーでのインターンシップで感じた生活の木材離れから、森林の環境問題に関心を寄せており、将来は自分で木製雑貨のブランドを岩手で作りたいと考えていました。留学により地元企業と海外の結びつきを深めるとともに、自分の視座を高められたらという思いがありました。

成果

英国では、語学学校で木製品のアンケートを行い、求められる木製品のヒントを得ました。アンティークやマーケットの文化にふれ、ものの価値観の違いを感じました。フィンランドでは、デザインイベントでのボランティアで、デザインは誰もが持ち、共有できるものであることを学びました。また、家具メーカーのCEOとの対談で、これらの木製品業界の会社の方向性についての考えを伺うことができました。

ついた力

自分を信じる力

自分を信じる力は、「自分なんて」という考えに簡単に行きつかない力だと思います。留学前は、1人で海外に行くことや、英語で自分の夢を語り新しい出会いを重ねていくこと、デザインに関わる仕事をすることなんて自分ではできないと考えていました。しかし、自分を信じることが、それらを本当のことに変えました。そこで感じたのは、冗談でも自分の望むことを想像し、自分の未来を自分でつくり上げていくことの大切さでした。

今後の展望

「I DESIGN」というブランドを作り、いわての木製雑貨で起業することに向けて、これからも準備を進めていきたいと思います。留学後は、岩手と英国やフィンランドのようなヨーロッパの国々とのつながりを深めることにも関わりたいと思うようになりました。木材をはじめとして、岩手を発信するということをもっと行っていきたいと思います。

留学スケジュール

2018年
8月?
2018年
9月

イギリス(チェルトナム)

英国コッツウォルズ地方にあるチェルトナムという街で、ホームステイをしながら語学学校に通いました。英語を話す自信をつけるためにこの場所での留学を計画しましたが、得られたものはそれ以上でした。主に文法を中心に学びましたが、クラスメイトや英国の文化を感じる機会がとても多く、そのなかで自分や日本を自由に伝えるとても大切な習慣ができたと思います。仲良くなったクラスメイトや先生には、木製品のアンケートをお願いして、起業へのヒントもいただきました。とても忙しいなか受け入れてくださったホストファミリーからは、食事やテレビ番組などを通して英国の人々の関心を寄せていることを教えてもらうことができました。空いた時間や休日は、1人でバスの旅をすることが多く、そのなかで自分の感性を頼りに新しいものや人に出会い、英国の人々の大切にしているものを学ぶことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

語学学校の先生とクラスメイト
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
9月?
2018年
10月

フィンランド(ヘルシンキ)

フィンランドの首都ヘルシンキにある、アアルト大学のOpen Universityで初級フィンランド語を学びながらフィンランドの生活の文化を学ぶことができました。森のなかに入ってベリーやきのこを摘んだりすることの自由が保障されている自然享受権があり、自然との身近な関わりが失われないであることが素晴らしいと思いました。Helsinki Design Weekというデザインイベントでは、ボランティアを体験し、デザイナーの方の考えを間近に感じることができました。また、家具メーカーのNIKARIの工場兼ショールームを訪れ、女性のCEOの方に今後の木製品業界の話を伺うことができました。工場では、女性も家具製作の力仕事を当たり前にしていたことがとても印象的でした。途中からホームステイも実現し、そのご縁で、林業の大企業Stora Ensoや、ヘルシンキ大学の林業の専門家の方のお話を伺うことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

NIKARIの工場兼ショールーム
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

英国からフィンランドへ移ったとき、せっかく外国でできた素敵な友人やホストファミリーと別れ、またほとんど知り合いもいない場所に来て、不安がどんどん大きくなっていました。1人でヘルシンキ市内を歩いてまわっていた際、マーケットホールで出会ったヘルシンキ在住のフィンランド人の方と日本の話から始まり、気がついたら3時間も話し込んでいました。その方がホームステイをさせてくれることになり、それから現地の人の暮らしが少しずつわかりました。サウナがなくてはならない習慣になっていることや、コーヒーを本当によく飲むこと、食器を乾かす棚があること、カラオケバーが人気なことなど、ホステルにいるだけではわからないことをたくさん教えていただきました。林業に関わる方々に会わせていただいたり、ご友人にも会わせていただいたりしたことで、考えたこともなかった色々な考えや生き方がたくさんあることを感じました。この方には、自分の人生を生きるということの大切さを気づかせていただいたように思います。とても感謝しています。

3時間話し込んだときに注文したシーフードスープ

フィンランドでフィンランド語を学ぶ場所を見つけるには

  • 留学先探し : 大学

フィンランドでフィンランド語を学びたいと思ったとき、語学学校がないことに驚きました。ホームステイで先生の家に泊まり込んで教えてもらう高額なものしか見つけられず、困っていたときにヘルシンキ大学とアアルト大学のOpen Universityを見つけました。私は、期間がちょうど良いのでアアルト大学のプログラムを選びました。まず、たとえ外国人であっても学びたい人へ学びが開かれていることに感動しました。難易度や授業の頻度などによって色々なクラスが用意されていたので、自分に合うものを探せると思います。しかし、このOpen Universityだと短期の滞在になるので、大学に寮を用意してもらったり、住む場所の紹介をしてもらうことはできませんでした。大学の雰囲気を十分に味わうことができるので、短期で留学を計画されていて、住む場所が確保できる方にはちょうど良いプログラムなのではないかと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

英語はいつでもあなたのもので、扉はいつでもあなたの前に開かれています。留学は不安なこともありますが、その1つ1つを助けを借りながら自分が丁寧に解決していく他に良い方法はありません。準備中は暗いトンネルのなかをずっと走っている感覚でしたが、留学はその先の開けた素晴らしい未知の世界です。誰も見たことのないものを見て、誰も会ったことのない人に会い、みなさんが自分の人生を深められることを願っています。