留学大図鑑 留学大図鑑

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出身・在学高校:
早稲田大学高等学院
出身・在学校:
早稲田大学
出身・在学学部学科:
人間科学部人間情報科学科
在籍企業・組織:
株式会社リクルートキャリア(2017入社予定)


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

現地民間水事業会社でのインターンシップ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Grassroots Water(ケニアの現地企業)
  • ケニア
  • キスム
留学期間:
5ヶ月
総費用:
700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

現地民間水事業会社での5ヶ月のインターンシップを行った。
主体的な行動が求められる職場であった。
具体的に行った活動としては、農村部でのインフラ状況調査、農村部に置ける新たな水インフラ設置プロジェクトの立案、資金調達、各関係者との交渉等をした。新規プロジェクトに関しては農村部に置いて、近隣に水道がなく困っている人たちを救うために共同水道を設置するというもの。
クラウドファンディングによる資金調達、水道局、パイプメーカー、会社の社長、農村部の方たちとの交渉、実行まで行うことができた。
また、私自身も農村部に住み、現地の人同様水道のない家に住みながら、水問題に対して当事者となり、水問題への意識が高まった留学であった。

留学の動機

中国留学時、某日系ボイラーメーカーでのインターンシップを通じて水問題、水ビジネス等に興味を抱く。就職活動をしながら水ビジネスに関わりたいと思う一方で、水問題に直面したことがないと感じ、その現状を自分の目で確かめるために留学を決意。

成果

一番大きな成果として、現地村民約1000名が利用する共同水道の設置を多くの人の協力のもと、0から成し遂げる事が出来た。現在もケニアのキスムのコランドという村で私たちが設置した共同水道が稼働している。

ついた力

できないではなくどうしたらやれるか考える力

共同水道設置プロジェクト立ち上げから実行まで幾度と問題にぶつかり、プロジェクトを諦めかけることが何度もあった。その度に、できないと諦めるのではなく、多くの可能性を探り、どうしたら少しでもプロジェクトを続けることができるかをひたすら考え続けた留学であった。

今後の展望

共同水道設置プロジェクトを通じて、次は働くを作れる人間になりたいと思った。なぜなら、水道を作った事で彼らの生活に少しは貢献する事ができたが、最終的に働く場がない事でお金を稼ぐ事ができず、彼らの多くの可能性が失われていると感じた。そこから、次は働くを作る、事業を作れる人間になりたいと思った。来春から人材系の企業に就職し、人の働くに関わりながら事業を作れる人間になりたい。

留学スケジュール

2015年
8月~
2016年
1月

ケニア(キスム)

上記と同様

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

共同水道完成時の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

意気揚々と日本を飛び出してケニアに着いたが、待っていたのは自分の理想とはかけ離れた環境だった。水問題に対して当事者意識を持ちたいと思っていたが、まさか自分自身も水道のない家に住む事になり、水問題の当事者になるとは思ってもいなかった。電気も1ヶ月に1度は停電し、1週間電気が使えないなんて事は頻繁に起きた。
インターンシップ先でも会社から仕事がもらえると甘い気持ちで行った自分も悪かったのだが、会社からは基本的に放置される日々、自分からアクションを起こさなければ何も始まらないという環境であった。

ここのインターン先を選んだ事によって私は当事者レベルでインフラ問題について考えることができるようになり、そして自発的に動き出さないことには何も変えることができないという学びを得る事ができた。

共に仕事をした水道局の方々

アルバイト&奨学金獲得で親を説得

  • 周囲の説得 : 家族

私は以前、1度中国への1年間の交換留学をしていたため、2度目の留学を親から猛反対されていた。しかし、是が非でも私はケニアに行きたかったため、親に黙って勝手に就職活動をやめる。そしてインターン先探し、そして自分のお金だけで行く必要があると思い、隠れてアルバイトをして4ヶ月で60万円ほど貯めた。その後、その貯金通帳と共に親を本気で説得、完全に説得できなかったものの、留学許可を頂く。その後、応募していたトビタテ留学JAPANにも幸いな事にご縁を頂き、トビタテが文部科学省のプロジェクト、そして資金は日本の多くの大企業が出資したものであり、自分の留学計画がこの奨学金に認められたと親に豪語し、最終的には完全に説得する事ができました。

留学前にやっておけばよかったこと

語学学習
現地に行っていた人からのヒアリング

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧めます。中国、ケニアと二度留学した私は、どちらの留学からも人間的成長をすることができたと思っています。今もやもやしている人、何したらいいかわからない人、とりあえず一歩外の世界に足を踏み出してみて下さい。きっと、何かしら壁にぶつかると思います。がむしゃらにぶつかり続けてその壁を乗り越えた時、新たな景色が見えるはずです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」
某企業の社是的な存在の言葉です。まさにこの通りだと思います。私もケニアで実感しました。自分からどんどん機会を作っていき、また、それらを経て自らが変わっていくはずです。機会を作ることを恐れず、どんどん外に飛び出していろんな機会を作って、ガンガン成長して下さい。応援しています!!!