留学大図鑑

山本賢吾

出身・在学高校:
千葉日本大学第一高等学校
出身・在学校:
芝浦工業大学
出身・在学学部学科:
大学院理工学研究科機械工学専攻
在籍企業・組織:

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最終更新日:2019年01月04日

CFDを用いた航空機エンジンの研究

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of Birmingham, School of engineering, Advanced mechanical engineering.
  • イギリス
  • バーミンガム
留学期間:
1年
総費用:
4,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS 6.0> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

本活動は、イギリスのUniversity of Birminghamにて正規留学生として、機械工学系の授業の履修、またKyle Jiang 教授の研究室で航空機の流体に関する研究を行った。成果として、University of Birminghamを卒業した。

活動内容は、授業履修と、研究の2つである。
授業履修では、11の授業(Academic Writing, Process modeling, Research and Development, Manufacturing Processes, Advanced Mechanics, Advanced Robotics, Thermal System, Computational Geometry, Biofuels and Combustion, Synoptic Engineering, Vehicle Engineering)を履修した。
研究では、ガスタービンエンジンの最適化を行った。ガスタービンエンジン内にあるディフューザ形状を、幾つかの設計法を組み合わせることによって、ガスタービン内のエネルギー損失の最小化を測った。

留学の動機

学部生の時、大学院では航空機に関する研究を行いたいと考えていた。しかし、実際に大学院に入学すると、航空機研究から少し離れた研究を行うこととなった。
そこで、大学院を一年間休学して、航空機に関する研究を行おうと考えた結果、海外大学院に正規留学するのが最も良い方法であるとわかった。所属する大学の交換留学制度には、自分がやってみたいと思える研究が無かっためである。

成果

University of Birminghamを、(With Merit)で卒業した。
航空機エンジンの知見を広めた。
授業を通して、航空機だけでなく、自動車技術や加工技術等の機械工学に関する知見を広めた。

ついた力

課題解決力

今回の留学を通して最も成長した経験は、同じ学科の留学生と課題を共同で行ったとき、日本人が当たり前に感じる事が海外では通用しなかった事である。日本人は仕事を確実に行う感覚を、学生時代を通して学んできているが、海外ではその類の感覚が異なる。
海外の方々と課題に取り組む際は、ルール決めが先に必要である事、そしてそのルールが守られなかった時に、論理的に改善案が出せる事を学んだ。

今後の展望

直近では、日本の大学院で論文を執筆する。その後、将来の航空機技術を考え、電気エネルギーと駆動系に関連する研究に携わりたい。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
9月

イギリス(バーミンガム)

スケジュールは、以下の通りである。
9/25 ~ 12/10: 1st semester
一ヶ月の休み (残念ながら大量の課題)
1/8 ~ 3/25: 2nd semester
一ヶ月の休み (大量のテスト勉強) ※就活
4/30 ~ 6/1: Examination term (3rd semester) + 修士論文執筆準備 (論文調査等)
6/4~9/7: Summer project (修士論文執筆)


はじめに、航空機の空力弾性に関する授業及び空力設計に関する授業を履修し、流体構造連成解析を含めた機械工学に関する知見を広げた。
修士研究プログラムへ移行後、流体構造連成によるCFD解析プログラムを改良し、また実際の航空機を用いた計測実験を行うことで、理論解析値と実験値とを比較・検証を行った。

費用詳細

学費:納入総額

3,000,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

70,000 円

項目:

4,500,000 円

テストの雰囲気
大学内でのボール(パーティ)での写真
Old Joe愛称で呼ばれる世界最大の時計塔
費用詳細

学費:納入総額

3,000,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

70,000 円

項目:

4,500,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

二泊三日で、ウェールズ地方へホームステイを体験した。イギリスは、4つの国からなり、そのうちの一つがウェールズである。ウェールズの文化を学ぶ中で、最も衝撃的だった事は、ウェールズは、地方でなく国として考えなければならない事だ。言語や政治がイングランドからほとんど独立している。加えてイングランドの方々をあまり好ましくは思っていない方が多い。特に言語に関しては、7歳まで英語は習わず、ウェールズの言語が母国語とし、またウェールズの北側は、英語表記さえもしないとのことだ。国として成り立っているウェールズを一つの地域として考えてしまう事は、ウェールズ人に対して大変失礼であるため、気をつける必要がある。

ウェールズにあるホテル(古城をホテルに改装)

海外留学生と課題を解決する際に学んだ事

  • 留学先探し : 大学院

今回の留学を通して最も成長した経験は、同じ学科の留学生と課題を共同で行ったとき、日本人が当たり前に感じる事が海外では通用しなかった事である。
具体的には、日本人は個人で決められた仕事を確実に行う感覚が、学生時代を通して学んできているが、海外ではその類の感覚が異なる。具体的に自分が感じた事としては、留学生A:締め切りぎりぎりまで作業しない+締め切りぎりぎりで友達と共同作業を行って間に合わせる。留学生B:普通に課題をこなすが、ディスカッションの時に意見を多く話す傾向がある。留学生C:なるべく課題をこなせる方と友達になり、多くを教えてもらおうとする。いわゆるコネを作って課題に取り組む。(自分:留学生とのディスカッションについていけず、発言力が弱い)等々。もちろん全ての人がそうではないが、その留学生の肩が所属する国のバックグラウンド情報として、知っておくべきだと感じた。また、そのような方々と共同で課題に取り組んだ経験を通して、日本人の当たり前にしている感覚は全く通用しない事、海外の方々と課題に取り組む際は、ルール決めが先に必要である事、そしてそのルールが守られなかった時に、論理的に改善案が出せる事を学んだ。

留学先でのグループプレゼンテーション

留学前にやっておけばよかったこと

残念ながら?英語能力は必須です。
英語能力と留学先での学びは、比例に近いのでは無いかと考えています。
なので、海外院進学に必要なIELTSの点数だけで満足せずに、それ以上に英語勉強をしておけばよかったです。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧める場合は、以下に該当する方のみであると考えています。
1. 海外学生とのディスカッションにより得られる経験と能力(Output能力の底上げ, 特にMBA)
2. 海外学生との価値観と様々な国の情報収集 (多くの国々の学生と一度に交流できる機会は、費用対効果が高い)
3. 日本よりもハイレベルな、もしくは海外でしか学べない、"研究" や"仕事"

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学を考えている方や、これから留学へ行く方は、多くの不安を抱えているかと思います。実際自分もそうでした。しかしながら、敷居が高いと考えられている留学を実現させ、自分が学びたい目標以上の事を学びました。自分も含め留学された方々は、留学についての不安や問題を解決する方法を知っています。先輩や知人の中で留学された方々がいましたら、ぜひ相談してみてください。