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TOMO

出身・在学高校:
久留米大学附設高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年11月05日 初回執筆日:2018年11月05日

「良い」教育を探す

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・アカデミック
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オックスフォード大学ハートフォードカレッジ
  • イギリス
  • オックスフォード大学
留学期間:
3週間弱
総費用:
600,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 400,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検二級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検二級>

留学内容

教育とは何か、ということを知るために留学した。「良い」教育を見つけるためにはそもそも教育について知る必要があるのだが、生まれも育ちも生粋の日本っ子の私としては、私の知る「教育」とはすべて日本の教育を指していた。そこで他国の教育制度について学び、現地の学生と交流をし、その国の教育を理解し日本と比較することで、教育について多角的な視点を獲得できると考えた。この考えのもと、イギリスのオックスフォード大学約3週間留学し、イギリスの学生に聞き取り調査を行おうとした。しかし、実際に留学をしてみると想定していたよりもずっと学生の数が少なく、計画していた留学目標が達成できない危機に陥った。そこで留学計画を見直し、現状実現可能な目標を改めて設定した。私が参加したのはオックスフォード大学の主宰するサマースクールのプログラムであった。このプログラムは教育的な側面が強く、様々な国から学生が参加しに来ていた。私はこの「自由参加型の教育プログラム」に興味を抱き、その手法と効果について調べることにした。

留学の動機

私が教育について学びたいと思ったのは、教育が人間社会に最も影響を与えるシステムだと考えたからだ。現代の社会は人間によって作られている以上人を「良い」方向に導く「良い」教育を確立することができれば確実に社会全体を幸福にすることができると私は信じている。

成果

途中で目標を変更したのだが、プログラムの責任者の方や大学の教授などが快く私と話しをしてくれたおかげで、事前の計画と比べても遜色ないレベルの留学を行うことができた。

ついた力

学びを得る力

留学中はわからないことだらけ、分からないものを分からないままにしておくわけにはいかず、人に聞くしかない。何度も人に尋ねるうちにだんだんと気恥ずかしさもなくなり、貪欲に学びを得ることができるようになった。

今後の展望

留学をしたことによって、今まで気が付かなかった将来の選択肢が見えるようになった。選択肢が増えた分、もともと進もうと考えていた道以上にやりたいことを実現できる道があるのではないかと考えなおすようになった。

留学スケジュール

2018年
8月~
2018年
8月

イギリス(オックスフォード)

オックスフォード大学のサマースクールに約20人の日本人学生とともに約2週間参加した。留学中はオックスフォード大学のカレッジの1つであるハートフォードカレッジの学生寮に滞在しており、寮にはサマースクールに参加する世界各国の学生が滞在していたため、彼らとも交流を行うことできた。

費用詳細

学費:納入総額

600,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

寮の共有スペースで日本の文化を紹介した
費用詳細

学費:納入総額

600,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

私はオックスフォード滞在中は、実際に学生が使用しているカレッジの1つに滞在しました。(基本的に全てのカレッジに寮、食堂、聖堂があります)夏休み期間中は私と同様に世界中からオックスフォード大学に留学生が来るので、寮の共有スペースであるプレイルームに行くと多くの国籍の人がおり、彼らとビリヤードや卓球、マリオカートなどで遊んだり、交流することができます。そこで多くの友人ができたのですが、仲良くなった中国人と遊んでいるとほとんど全員は卓球しない?と誘って来ました。そして全員びっくりするぐらい上手でした。中国のある地区では卓球が体育の必須科目になっているところがあるらしく、小さい頃からずっとやっているそうです。無駄に負けず嫌いな私はなんとかして彼らに勝ちたいと思い、2週間連続で卓球をしました。彼らも丁寧に指導してくれたお陰で大分上達したものの、結局1勝もできませんでした。しかし、私と同じく日本から来ている人が私の集中卓球訓練を知り、中国人卓球プレイヤーたちと勝負したいと言って試合をすることになりました。彼らは強いぞと、私は内心自慢げに思っていたのですが、まさかの彼女は東北強豪卓球部現部長で、中国の猛者に鮮やかに勝利し、多くの尊敬の眼差しをわずか1時間足らずで獲得しました。ともあれ、卓球強豪国のイメージの強い中国はイメージどおり卓球が強く、そんな彼らから直に指導を受けたのは密かな自慢です。

共有ルームの卓球台

謎のsoba

  • 生活 : 食事

ご飯のまずさで定評のあるイギリスですが、近年やっとイギリス人も事の深刻さに気がついたのか、食の品質向上を目指し始めました(と言われています)。私が滞在していた寮のご飯はオックスフォードで一番美味しいと言われており、事実食べようと思えばそれほど苦労せずに口にすることができました。イギリスの定番料理で意外だったのはカレーです。カレーはイギリスで最も食卓に上がることの多い料理で、私も3日に1度くらいの頻度で食べていました。ルーはスープカレーとは言わないまでもサラサラしており、レモングラスやローズマリーなどのハーブや香辛料が多く入っています。そのルーをパラパラしたタイ米と一緒に食べるのが英国式だそうです。
カレーは割と美味しかったのですが、好き嫌いとか関係なく絶対に食べ物じゃないだろうというような料理が一度だけ出てきました。sobaです。sobaはおそらく蕎麦なのですが、茹で時間が長すぎて麺が伸びている...という次元の話ではなく、水を吸いすぎて麺同士が結合してペースト状になっています。このポテトサラダのように盛られているsobaは味が付いていない上に粘性が高く、粘土か消しゴムを食べている心地がしました。さらに元が炭水化物なだけあっていくら食べてもなくならず、本当に質の悪い罰ゲームでした。半ば意地で完食はできたのですが、イギリスの熱烈な洗礼でした。
今まではどんなに体に合わなさそうな料理でも、何事も経験だと思って食べていましたが、さすがに貴重な留学中の時間に体を壊してはもとも子もないと思い、慎重に食べ物を選ぶようにしました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

ぜひ留学をしてみて下さい。留学をするとまず間違いなく自分の中で変化があります。何かやりたいことがあって留学をすると得られるものが多くあるのはもちろんですが、仮になくとも留学をする中で、あるいは計画段階で自分と向き合うことでやりたいことが見つかる可能性が大です。案ずるより産むがやすしです。まず挑戦から始めましょう。