留学大図鑑 留学大図鑑

Azu

出身・在学高校:
慶應義塾大学湘南藤沢高等部
出身・在学校:
慶應義塾大学
出身・在学学部学科:
理工学研究科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年11月20日 初回執筆日:2018年11月20日

イギリス博士課程留学

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Imperial College London, Department of Materials
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
3年
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 11,000,000円
  • 大学独自のもの 4,500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

博士号を目指し、インペルアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の材料学科(Department of Materials)の博士課程に留学しております(2018年10月現在)。留学先では、理論を用い、既存のものより高性能な太陽電池の開発を目標に挙げております。太陽光発電を通じて、地球温暖化やエネルギー問題に貢献したいと考えております。

留学の動機

留学先の指導教員は材料科学の理論的研究において第一人者であり、そこで学ぶことにより、第一線で活躍する実力を養えるのではないだろうかと考えたことがきっかけです。また近年、理工学の世界では英語で論文を書く能力が国際的な競争力を保持する上で不可欠となっており、学術レベルの英語力を身に付けるために海外の大学院に入学しました。

成果

研究成果がある程度揃ったため、論文を執筆中です。学業以外では、イギリス英語を概ね聞き取れるようになりました。

ついた力

効率良く研究する力

イギリスでは短時間で効率の良い働き方が良いとされています。研究でも同様の考え方が根付いております。もちろん研究は長時間連続して作業することが避けられない場合もありますが、そうでない場合も多々あります。イギリスに留学し、時間配分を綿密に行い、以前と比べ効率良く研究する能力がつきました。

今後の展望

中期的には博士号を取得し、第一線で活躍する実力を身につけることが目標です。長期的には、何らかの形で留学で得られた経験や知識を日本社会に還元し、日本の発展に僅かながら貢献したいと考えております。

留学スケジュール

2018年
9月~
2021年
8月

イギリス(ロンドン)

2018年9月にインペルアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の材料学科(Department of Materials)の博士課程に留学を開始しました。博士課程は3年のため、十分に成果を得ることができれば2021年には博士号を取得できる見込みです。Imperial College Londonは欧州屈指の国際的な大学であり、生徒の約半数が海外から来ています。多様な文化背景を持つ学生同士で議論を交わすことで、視野が広がり、多角的な視点を持てるようになりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Imperial College London
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

 ロンドンと聞くと多くの人が大都会をイメージするかもしれませんが、実は緑が多いことで有名です。イギリスでは街の雰囲気などを非常に大事にしており、公園はもちろんのこと、街路樹や道端の芝生なども手入れが行き届いています。また、街並みを保つために建築物の高さや外観なども徹底して規制しています。そのお蔭で統一感のある街並みが今でも維持されています。とある休日、英国人の教授に誘っていただき、ロンドンの端にあるRichmondという町を散歩しました。Richmondは中世から王室に縁のある土地で、テムズ川辺りに並ぶ街並みには今も中世の趣きが残っています。散歩しながら教授が町の歴史について説明してくれまして、一つ一つの建物の背後にある物語を肌で感じ取ることができました。海外の街を訪れる機会がありましたら、是非その歴史を調べることをお勧めします。

テムズ川
Richmond公園
17世紀の公爵邸

住まい探し

  • 住まい探し : 一人暮らし

 海外へ留学する際、考慮しなくてはいけないのは住まいです。特にロンドンでは、住宅市場が非常に活発で、入れ替わりが激しいため、賃貸の募集も1週間程度しか公開されないことも珍しくありません。また、家賃が非常に高い反面、古い建物や悪意のある大家などもいるため、契約を結ぶ場合細心の注意が必要です。近年インターネットなどが発展し、原理的には日本から賃貸の契約もできますが、私は実際に訪問し自分の目で確認することをお勧めします。従って、私は最初の2週間一時的な宿を借り、その間住まいの候補を10件ほど訪問し、契約しました。その際、物件の状態はもちろんのこと、周辺の治安や契約内容などの確認もしました。上記の内容はロンドンについてですが、国や都市によって住宅事情は異なりますので、事前に詳しく調べることをお勧めします。

留学を勧める・勧めない理由

一般的に、留学へ行くことでその国を知ることができるのはもちろんのこと、日本についての知識も深まります。従って、たとえ今後日本を出ずに暮らしていこうと考えていても、海外へ留学するのをお勧めします。もちろんタイミングや金銭的な面を考慮する必要はありますが、様々な形の留学があるので自分に合ったものを選べば、必ず為になると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

様々な苦労があるかもしれませんが、一人で考えてどうにかならない場合は、誰かに相談しましょう。海外では書類が間違っていたり、情報が抜けていたりすることが多々あるので、人に聞くということが解決に繋がったりします。