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エイカ

出身・在学高校:
大分県立大分上野丘高等学校
出身・在学校:
大分大学
出身・在学学部学科:
経済学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年07月06日 初回執筆日:2020年07月06日

エシカルファッションで世界をハッピーに!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マンチェスター大学, 株式会社Girls, be Ambitious
  • フィリピン・イギリス
  • マンチェスター・タリサイ
留学期間:
10ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,100,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS6.5, TOEIC 890> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

地球環境や途上国生産者の人権に倫理的に配慮したファッションであるエシカルファッションを学ぶため留学した。大量生産大量消費が課題になっている現代のファッション業界のあり方に疑問を持ち,関わる人(もの)すべてー地球環境、生産者、そして消費者ーがハッピーになる世界はどのようにすればできるのだろうという当初の疑問を解決すべく、まず英国のマンチェスター大学でファッション業界について様々な観点から専門的に学ぶ。学内外でエシカルファッションや持続可能性に関連する取り組みやイベントに積極的に参加し学びを深める。のちに海辺で採れる貝殻やココナッツを原料にアクセサリーを生産しているフィリピンの最貧困地区に滞在し、現地の方々とエシカルアクセサリーを共同制作することを通じて、エシカルファッションの可能性について実践的に学ぶ。その中で、文化や言語、宗教、そして価値観が全く異なる人々と何か一つのものを作るということがいかに難しいことなのかを知った。また、買い取ったエシカルアクセサリーを地元で売るという試みも、目指していた売り上げに届かなかったことを受けて、特に若い世代からの理解を得ることがいかに難しいか、またファッションという分野である限りデザインの重要性を理解することができた。

留学の動機

大学受験が思うようにいかなかったことを受けて、大学在学中にリベンジとして何か大きなことにチャレンジしたいと強く思ったことが全ての始まりだったと思う。また、幼い頃から服が好きだった立場として、ファッション業界がいかに地球環境や人権問題に負荷をかけているか知った時のショックもきっかけの一つ。

成果

フィリピンで制作したアクセサリーは日本に持ち帰り、地元大分のカフェにて販売したと共に、そのカフェで自身のエシカルファッション留学をテーマにしたトークイベントを開催し、制作したドキュメンタリーを放映した。福岡から足を運んでくれた方もおり、非常に良いフィードバックをもらえたと共に、エシカルファッションの理解を広げることに貢献できた。

ついた力

精神力

特にフィリピンに一人で滞在していた時は色々な事が上手くいかなかった上、初めての途上国でカルチャーショックが激しく、孤独で辛い時期が続いた。しかし、研修等で出会ったトビタテ生や支えてくれる方々の存在、これまで歩んできた自分の軌跡がなんとか自分を前に進めてくれた。どうにかプラスに考えて辛さや悔しさを押し切って行こうとする精神力がその過程で身についた。

今後の展望

ファッションを媒介に世界の人権問題や環境問題の改善に貢献できる人材になりたいと思っている。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
6月

イギリス(マンチェスター)

マンチェスター大学では、マーケティングやマネジメントの観点からファッション業界について学んだ。ファッションマーケティングのエッセイはファッション業界と持続可能性についてのテーマで取り組み、エクセレントという評価を得た。また、ファッション関連の授業とは別に、学部問わず様々な学生が受講するリーダーシップインアクションという21世紀の解決が困難な諸問題に取り組む人材を養うためのコースを受講した。このコースでは学生が各々の専門分野と世界の問題を関連付けて思考し発表しあった。授業外の活動としては、マンチェスター大学の持続可能性をテーマに活動を行なっている学生チームの活動やディスカッションに参加し意見交換を行ったり、世界的に有名なエシカルファッションブランドであるピープルツリーのコアメンバーのトークイベントに趣き実際にインタビューを行い貴重な意見を得ることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

夢のマンチェスター大学の正門にて
ラーニングコモンズの壁にある、お気に入りのquote
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
6月~
2018年
7月

フィリピン(タリサイ市)

近くで取れる貝殻やココナッツを原料に美しいアクセサリーを作っているタンケ地区に滞在し、現地の方々とアクセサリーを共同制作した。その地区はフィリピンの最貧困地区の一つで、衛生環境やインフラの整備も劣悪な場所である。そんな場所で、どんな人々がどのような思いでアクセサリーを作っているのかを人々に知ってもらうために、アクセサリーができる工程や村長へのインタビュー、また地区の様子を撮影した短編ドキュメンタリーを制作した。また、村長と話し合って村全体でのゴミの清掃活動を計画し実行したり、近くの貧困地区の村長らが集まる会議に参加し現状の問題点や地区の発展について話し合った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

クッキーを持って村を訪れると子供達の列が。
村で作られたアクセサリー達
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

「私にとって留学とはー自分を知る旅である!」
留学前までの私は「他の人は他の人、私は私。」という風に他人と自分を割り切って考えるタイプで、他人と自分を比べるなんて時間の無駄くらいに思っていたが、イギリス留学の中頃、急に精神的にかなりきつい時期があった。というのも、突然自分と他人を不必要に比べ始めたからだ。勝手に他人の人生を根拠なしに推測しては、自分は劣っていると常に思うようになった。その思考から脱却するのにはとても長い時間がかかって、今思い出してもとにかく暗い毎日だった。
何が言いたいのかというと、どれだけあなたが「私はこういう人間だ」とあなた自身のことを知った気になっていても、全く違う環境に身を置くと、これまで想像もしなかったあなたに会えるかもしれないということだ。私の例はあまりいいものではないかもしれないが、少なくともその辛かったイギリスでの時間は、今思えば自分を見つめ直すいい機会だったし、今後もし同じような状況に至った時よりよく対処するための一つの経験値になったと思う。初めて出会った留学先での「あなた」がたとえあなたの理想とする人間じゃなかったとしても、ちゃんと受け止めてあげてください!

落ち込んだらこのカフェでホットチョコレート

安全のためには適度な出費を!

  • 生活 : 治安・安全

私がフィリピンで滞在していたところは、日本人もほぼおらずあまり治安がよくなかったのだが、あまりお金を使いすぎたくないという理由から(夜は歩いていないが)よく一人で歩いていた。そのせいで何度か本当に危ない目に遭いそうになった。治安のあまりよくない場所にこれからいかれる方は、安全面のためならお金を出し渋らないでほしい。

留学前にやっておけばよかったこと

マンチェスター訛りをもっと理解しておけばよかった!アクセントの強い場所に行かれる方は、少しでも事前に耳を慣らしておくことをお勧めします!さもなくば日常会話やカフェ、スーパー等で苦労します、、、!

留学を勧める・勧めない理由

自分のことを良く知る絶好のチャンスです。普段の生活では自分の弱みからは目を背けがちですが、留学中はいやでも自分の弱さと向かい合わなければいけません。辛いですが、必ず人生の糧になります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

強い思いと目的を持って留学すれば、たとえ思い描いていたようには上手くいかなかったとしても、得られるものが本当に沢山あります。あなたの留学への「想い」を一番大切にしてください!!