留学大図鑑

のん

出身・在学高校:
兵庫県立小野高等学校
出身・在学校:
大阪大学大学院
出身・在学学部学科:
基礎工学研究科
在籍企業・組織:

最終更新日:2018年11月20日

学びの自己組織化!生体膜の研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オーボアカデミ大学 Biochemistry Department
  • フィンランド
留学期間:
12か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

留学の主な目的は,ÅboAkademi大学のSlotte教授との共同研究です。Slotte教授は脂質膜分野における,脂質合成ならびに蛍光時間分解解析の権威ある先生で,直接ご指導頂くことで脂質膜の最先端の研究動向や解析手法の取得を目指しました。また,先生方やラボメートとのディスカッションを通して,英語でのコミュニケーション能力,研究力を培うことを目指しました。大学の授業の受講や,企業が開催する学術国際セミナー(ドイツ)に参加するなど,精力的に研究活動に従事しました。また得られた成果で,国際学会への参加を果たしました(Biophysical society, ポスター発表)。
主目的の研究に加え,自身が教職課程を履修した経験から,教育大国であるフィンランドの高等教育体制を学ぶことも目的としました。大学横断型の柔軟な教育カリキュラムでは,大学間の交流を盛んに支援する体制を体験しました。プライベートでは,日本食パーティーを企画したり,書道教室を開催したりするなど,国際交流にも積極的に取り組みました。

留学の動機

大学院での研究を続けていく中で、研究の価値をアピールしていくためには語学力は勿論、世界での研究のスタイルや動向を知る必要があると感じました。特に私は,脂質膜を用いた薬物輸送に興味があったので、その脂質膜の研究を行いたいと思っていました。そして様々な国の人達と交流しながら、何か新しい研究成果・価値を残すことが自分にできるのか挑戦したく、留学を志しました。

成果

研究では新しい解析手法の開発をするために積極的に先生方や企業の技術者の方とディスカッションを行い,帰国後も根気よく解析しつづけたことで,成果として国際誌への論文投稿段階に至るまで結びつけることができました。そうして培われた英語力や忍耐力は,これから国際的に働くことが増える社会において活きる武器となると思います。

ついた力

忍耐,挑戦,コミュニケーション,対応力

渡航中なかなか結果が出ない時期がありました。しかし、限られた時間の中でできることをただひたすらやるしかなく、毎日実験を繰り返す日々でした。帰国して数か月後にやっと得られた実験結果を十分に解析し理解できたときは,なんとも言い難い達成感でした。

今後の展望

留学を通して,私は世界から見た日本の立場や働き方の意識など,グローバルな視点を身に着けることができました。同時に研究へのアプローチや知見を深め,様々な研究者とのつながりも作ることができました。今後も目の前の研究をさらに深めていくとともに,個人として,社会としてどうあるべきか,常に世界の事に意識を広げた視座を持ち続けた研究者としてありたいと考えています。

留学スケジュール

2017年
4月~
2018年
3月

フィンランド(トゥルク)

・研究活動(実験・解析・文献調査・ディスカッション)
・学会発表(アメリカ)
・企業のセミナー(ドイツ)
・論文執筆
・現地の大学の授業の受講
・帰国後、研究活動に関する情報発信

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ドイツの企業国際セミナーにて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

食文化や伝統文化などいろいろとチャレンジをした中で特にサウナが印象に残っています.まさに「裸の付き合い」で,熱いサウナの中で地元の方や研究仲間と語り合い,サウナを出て凍った湖に飛び込むと,美しく豊かなフィンランドの自然を肌で感じることができました.こうした文化を通して,人との距離がぐっと近づく瞬間を体験できました。

サウナをでて凍った湖に直行!

引越

  • 住まい探し : シェアハウス

ルームメイトが外国人労働者の彼氏を頻繁に連れてくることが多く,騒音や不在時の安全面など、ストレスに。嫌だという気持ちを伝えましたがそれでも大きくは変わらなかったため、引越すことを決意。友人に聞いたり現地の不動産サイトを使って、次の物件を探しました。この経験から、いざという時、自分の身を守るのは自分自身であり,危険を感じれば、早め早めに行動することが重要であることを身をもって感じました。
また自分の主張を正しく相手に伝えようとする気持ちがあれば、多少語学が乏しくても通用することは自身にもつながりました。国籍も違えば考え方や常識も様々であることを理解することができたいい経験だと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は想像しているよりも遙かに密度の濃い、さまざまな学びが凝集した(生体膜分野では集まることを自己組織化した、といいます)時間です。どんな経験もすべてあなたの学び・成長に繋がるはず。思い切って挑戦してみてください!