留学大図鑑

山﨑萌映

出身・在学高校:
非公開
出身・在学校:
信州大学大学院
出身・在学学部学科:
繊維学専攻 先進繊維・感性工学分野 感性工学ユニット
在籍企業・組織:

最終更新日:2019年01月09日

”繊維”のモノづくりを実践的に学ぶ留学

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ENSAIT (Ecole Nationale Supérieure des Arts et Industries Textiles)
  • フランス
留学期間:
2年
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 3,840,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私はダブルディグリー制度を利用し、フランスの繊維専門学校に留学しました。「繊維技術者」の視点から、「川上(素材・材料)川中(生産・製造)川下(販売・マーケティング)」と繊維の用いたモノづくりを一貫して学びました。
全ての授業が座学→演習→実習という流れで学ぶため、全ての授業において得た知識・情報を自分で実践的に習得することができました。また2年目では、多くの授業がグループワークとプレゼンテーションで進んでいきました。

私のフランスの大学では2年間の間に4ヵ月と6ヵ月の2度のインターンシップが義務付けられており、その成果を公聴会で発表しました。どちらも自動車関係の企業で研修を行いました。
ただ学ぶのではなく、グループワークやインターンシップを通して、これまでの知識をどう応用していくかを実践できたことがとても貴重な体験でした。また、実践することで、将来の自分のやりたいことや、どう生きていきたいかなどのヒントを多く得られたと思います。

留学の動機

幼少期から友人の影響で「外国で生活をしたい」と思っていました。ただ、実際に計画を立てないまま学部3年の就活の時期になり、このまま就活を続けるか、学生のうちに留学するか悩んでいたところ、教授との会話から留学を決意しました。この留学を決意した時の私は、
・「繊維、感性工学」の知識をもっと深めたい
・自分に自信を持ちたい
・未知の世界に何があるのだろうというワクワク感
という以上3つでした。

成果

仏語が飛び交う中でのグループワークを多く行い、私の拙いフランス語でも最終的に発表まで持って行けたことに仲間への感謝とやればできるという喜び味わいました。また、2年間の学業を経て、繊維産業について幅広く知識を習得できました。
研修ではチームと協力しながら目標を達成し、その公聴会では教授に褒め言葉を頂き、留学中で一番の達成感を感じました。また本研修を通して自分の将来設計に大きなヒントを得ました。

ついた力

”タフネス”力

留学中は本当に予想外の出来事や、自分のミスや自分の力でどうにもならない事が多くありました。その時に以前よりも「ドシン」とそれらを迎えられるようになりました。例えば、急に家を出なくてはならない、提出期限がすぎてしまっていた(提出物があったとは知らなかった)、お湯がでない、などなど。問題が発生した時に、じゃあ今何をすべきか、諦めるか、などを落ち着いて判断できるようになった気がします。

今後の展望

研修を通して、自動車に深く興味を持ちました。また、フランスで日本企業とのやり取りなども行ったおかげで、国をまたいだモノづくりの現状を知り、私自身も日本とフランスの架け橋となるような技術者を目指そうと思うようになりました。私の研究分野である「感性工学」、この留学で学んだ事を活かしながら、その国が求める製品の提案や、どの国の人が使用しても「心地よい、好き」と感じるものづくりに貢献したいと考えています。

留学スケジュール

2016年
9月~
2017年
5月

フランス(ルベ(Roubaix))

ENSAIT大学に通う。
授業はフランス語で行われ、紡績・織物・ニット・計測学などの繊維・テキスタイルに関する基礎的知識に加え、情報学・語学なども学んだ。全ての授業が講義→演習→実践の流れで進むため、より実践的に実社会でどのように本学問が使われているか理解できた。前期は実践評価・テストで評価された。
後期は、マーケティング、品質管理、テキスタイルとモードなど全ての授業をグループワークを通して行った。企業研究から各テーマに対する提案まで自分達で授業を進めていくため、より実践的に社会のしくみやビジネスの仕組みを理解することができた。後期はプレゼンテーション、レポートを提出することで単位を得、それを成果とした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学ENSAITの前で
編み物実習
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
6月~
2017年
9月

フランス(ルベ(Roubaix))

4カ月間のインターンシップ。
自動車関係の会社で「自動車に用いる吸音材の性能研究」というテーマでR&D部門で研修を行った。フランスの「働き方」に毎日が驚きだった。非常に充実したフレックスタイム制、朝の挨拶(毎朝20人くらいの人に”おはよう”と握手する)、上司部下関係なくとてもフランク、などなど。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
3月~
2018年
8月

ベルギー(ザベンテム)

6ヵ月のインターンシップ。「車のシートに用いる革材料(本革・合皮)の触感向上」というテーマでR&Dの材料部門で研究を行った。サプライヤーとのミーティング、サンプル収集、トライアル試験などを行った。研究から得られたことは、論文にまとめ、研修先に提出し、また企業のチューターとENSAITの教授らの前で公聴会として発表することで成果とした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

ある日、友達から「今日夜ご飯一緒に食べよう!」と電話が来て、いいよ、と返事したら、「じゃあ、22時集合で!」と言われました。なぜこんなに遅いんだ、と思いながらその子の家に向かうと、その子のたくさんの友達や家族が、豪華な夕食が並んだテーブルを囲って座っていました。
私は色々な話をしながら友達達とご飯を食べていて、ハッと気づきました。その友達はモロッコから来た子だったのですが、私は知らないうちにラマダンに参加していたのです。。。
だからこんなに集合が遅かったのか、と納得し、「これラマダンなの!?」と友達に聞いたら、「そうだよ!今日は朝の8時から食事の準備をしてたんだよ!今日は朝まで食べ続けるからね!!」と言われました。
私はそんな朝早くから準備してて、つまみ食いとかしたくならないのかなーとか思いながら、初突然のラマダンを朝まで楽しみました。タジン鍋とモロッコのティーが大好きになりました。

モロッコ人の友達と

しっかりとした準備と挑戦心で飛び込む!

  • 留学先探し : インターンシップ

私がまず行ったことは、
・丁寧に履歴書と志望動機書を書く。
→学校の先生や友人に添削してもらったり、友人の記入例を見せてもらい、真似をする。
・面接の練習を何度も行う。
→Youtubeなどにあがっている面接シミュレーションなどを利用して、多様な質問に答えられるようにする。自分の答えをビデオでとる。
の2つの基礎準備です。しかし、私は採用されることはありませんでした。応募者ライバルは現地学生ですし、企業も将来を見据えて学生を取るので、留学生だと将来そこで働く見込みがないと思われては採用してくれません。
そこで私は気持ちを切り替え、
・インターンシップを応募していないところでも興味があるところにガンガンメールを送る
ことを行いました。これはインターンシップを募集していないため、ライバルが極端に少ないというメリットと自分が本当にやりたいことができる可能性が高いというメリットがあります。私は実際にこの方法で研修先をみつけました。インターンシップを応募していなくても、興味があるところには直接メールを送って、自分の意志を伝えてみることが大事だと思います。そうすれば、興味を示してくれる企業はきっとあると思います。

留学前にやっておけばよかったこと

トビタテを受ける学生は、留学前に計画を深く練るので、何をしたいか・実現させるか明確なので、留学の密度が濃くなると思います。
ただ、留学前にやっておけばよかったことは、日本についてもっと深く知ることです。フランスでは学生同士の日常会話の中でも政治や宗教、社会的問題への考え方など本当に様々な話が出てきます。その時に一緒に深くまで話せるように、日本について深く知っておくべきだと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

留学をしたいという思いがあるのであれば、するべきだと思います。日本を一度出てみると、現実として世界は広いということを実感できます。色々な人・もの・環境に触れることによって、今までの自分の感覚や感性をいい意味でも悪い意味でも刺激します。そのちょっとした刺激で自分のやりたいことが見えたり、逆にこれは自分に合わないんだと気づいたり、色々な発見が味わえると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

是非色々なことを体験してください。
留学はこれまでの人生の中においてもトップレベルで大きな挑戦になると思います。「若い時の苦労は買ってでもせよ」。楽しいことも辛いことも経験するもんがちです。本当に小さな経験・大きな経験全てが何かの役に立つはずです。辛いこと、うまくいかなかったことほど、素敵な自分のエピソードになっていきます。是非楽しんで、充実した生活を送ってください。