留学大図鑑 留学大図鑑

ゆーすけ

出身・在学高校:
岡山県立岡山朝日高等学校
出身・在学校:
岡山大学
出身・在学学部学科:
環境理工学部 環境管理工学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年10月29日 初回執筆日:2018年10月29日

有機農業で農業を元気に!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アパラチアン州立大学
  • アメリカ合衆国
  • ブーン
留学期間:
9か月
総費用:
1,800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

大学の交換留学のプログラムを使ってアメリカのノースカロライナ州(ニューヨークとマイアミの真ん中ぐらい)にあるアパラチアン州立大学に行きました。アパラチアン州立大学は標高が1000mもあり、山に囲まれているため、日本の山村に似ています。このように日本と似た土地で学ぶことで、日本の農業を改善するためのヒントが得られると考え、持続可能な農業の講義や農場経営の授業などを履修しました。授業では、実際の農場に見学やボランティアに行ったり、農家の方が講演に来てくださったりしました。
実践的な活動として、現代の文明を使わない人々を訪問しました。彼らは、互いの結びつきが強いという特徴があります。また、人口が増加しており、1年で2万人ほど増えています。彼らの繁栄の秘密を探りに、彼らを訪れてみました。

留学の動機

海外で様々な知識を身に付けたかったからです。日本の大学では学ぶことができない現地の考え方を学ぶことで、知識が広がると考えました。また、日本の農業従事者の平均年齢は年々高齢化し、現在は67歳です。この事実にショックを受け、既存の方法ではない新たな方法を学びたいと考えました。

成果

留学を通して、多様性が理解できていなかったことに気が付きました。今回、初めて英語で専門科目を学ぶ経験をしたことで、学問の世界にも多様性があることを発見しました。日本とは違った観点で物事を考えるので、知識の幅が広がったと感じています。
また、自らが積極的に行動することで周囲の人の協力を得やすくなることを学びました。実践的な活動は、彼らとの繋がりを持つ人に粘り強く交渉することによって実現しました。

ついた力

オン/オフを切り替える力

日本の大学よりも勉強の量が多く、時間が足りないぐらいの生活でした。しかし、大学生なので遊びたい気持ちも持ち合わせていました。なので、現地の学生と同じように土曜日と金曜日はなるべく勉強しないようにして、日曜日の午後と平日に勉強していました。結果的に、メリハリのある生活ができ、遊びも勉強も楽しむことができました。

今後の展望

現在決まっている就職先に就職するつもりです。実際に社会に出て、学生とは違う観点で今まで学んできたことを見つめなおしたいと思います。

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
5月

アメリカ合衆国(ブーン)

アパラチアン州立大学にて、持続可能な農業の講義と農場経営の講義を履修しました。持続可能な農業の講義では、土や水といった基本的なことから持続性とは何かといった理論的なことまで幅広く学びました。また、この授業では実際に農場見学に行ったり、農場ボランティア活動をしたりしました。農場経営の講義では、経営に関わる様々な要因を学び最後には、学んだことを生かして経営プランを作るという課題をやりました。実際に農場を経営している方のお話を聞く機会が何度も講義中にありました。
現代の文明を使わない人々の訪問では、彼らの馬を使った農業や家族・地域で支え合うことで成立している暮らしを見ることができ、農業・農村の原点を再認識しました。原点を踏まえてこそ発展が理解できると学びました。また、インターネットでは取り上げられていない、彼らの生活の影の部分も見ることができ、現実を知ることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

寮生活をしてました 帰りは登り坂だけです
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

中国語の授業を前期と後期を通して履修していました。この授業は、ほとんど予習はなく、中国の雑学も教えてくれ、少人数でクラスメイトとの距離が近かったため、癒しの授業でした。先生の提案で、最後に先生の家にクラスメイト全員が集まり、お別れパーティーをすることになりました。先生との距離が日本の大学と比べて近いことは知っていましたが、先生の家に招待されるとは予想外でした。さらに、料理は先生が手作りの中華料理でした。久しぶりに中華が食べたいと思っていたので、さらに嬉しかったです。日本にはない、先生と生徒の壁が低いこのフレンドリーな感じがとても好きです。この国のことが好きになりました。

最後に撮ったクラス写真 このクラスはオアシスでした

日本食は自分で作れるように

  • 生活 : 食事

私が留学していた先は、アメリカでもかなり田舎で最寄りの空港まで2時間半、周りは山に囲まれている場所でした。留学をしていると日本食が恋しくなる時があります。大都市ならば、日本食レストランがあり日本食を食べることは、難しくないと思いますが、私の留学先では、スシとラーメンしかありませんでした。スシは大丈夫でしたが、ラーメンのお味は…でした。そのような環境でしたので、自分で作る以外に日本食を食べる方法はありませんでした。日本では実家暮らしで料理をしたことがなかったので、クックパッドを使い料理をしていました。手際が悪いので、料理するのに時間がかかってしまいます。日本で少し料理の練習をしてから行っておけばよかったなと思っていました。田舎に留学する皆さん、ぜひ日本食を作る練習をしてから行ってください。(現地の学生との交流にも使えます)

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行くには勇気がいります。日本とは違った環境で、日本では起こりえないことが起こります。でも、その分成長できます。価値観・考え方が変わります。期間は短くてもいいです。ぜひ勇気を出して、留学への1歩を踏み出してください。