留学大図鑑 留学大図鑑

Anna

出身・在学高校:
私立法政大学高等学校
出身・在学校:
早稲田大学
出身・在学学部学科:
政治経済学部国際政治経済学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年10月02日 初回執筆日:2018年10月02日

制限された国でジャーナリズム

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 復旦大学新聞学院コミュニケーション学科
  • 中国
  • 上海
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学先ではコミュニケーション学を専攻しました。一年間指定の単位を取得するとともに、日系・中国系メディアでインターンシップをすることによって理論の実践を行うことを目標としました。
学びについて:人間の構築する現実とは、個々人が自らの五感を使って得た情報によって構築された「偽物の現実」に過ぎない、しかし人間はその虚像に頼って本物の現実を認識し、向き合い、手を加えなくてはならない。だから本物の現実に歪みが生じる。リップマンの提唱したこの理論を学び、大きく心を動かされました。みんながみんな正しいと思っているけど、自分の中の「正しい価値観」なんて本物の現実に比べれば間違いだらけである、というコミュニケーションの基本に本来学びたかったジャーナリズムの根幹にあるものだけでなく、国と国、人間と人間を跨いだ関係の基礎を初めて気付かされました。もちろん中国ならではのマルクス主義ジャーナリズムなど、私の理解の範疇を超えるような学びが多くあって、常識を大きく揺さぶられることもありました。
実践について:日系メディアと中国系(政府系)メディアでインターンシップをさせていただきました。土壇場で取材に向かうこともあれば、中国の記事を地味に翻訳し続けたりと、日々のルーチンワークとドタバタが相まって刺激的な経験でした。

留学の動機

かねてから新聞記者を目指していた私は様々な日本のメディア環境を学ぶ中で、現状のいち面しか見れていないのではないかと思っていました。そこで、いわば「アンチテーゼ」であり、言論の自由が制限されている、かつ日本とは切っても切れない関係にある中国であえてジャーナリズムを専攻し、様々な問題を抱える日本のジャーナリズムについて再考したいと思い、留学を決意しました。

成果

「変な人」なんて誰もいない

ついた力

頼る力力

人にうまく頼る力がついたかなと思います。留学中はトラブルや精神的な問題もありつらい日々も多くありましたが、そこで支え続けてくれた方々に徐々に頼りながらもう一度立ち上がることができたのかと思います。まずは体に異常をきたしたら誰かと話しましょう!

今後の展望

当初の目標である記者を目指して勉強あるのみです。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
7月

中国(上海)

復旦大学新聞学院にてコミュニケーション学を専攻。マルクス主義新聞価値観、国際コミュニケーション学、写真技術ワーク等の授業を履修、単位取得。付属の寮に住んでいました。中国の学生はレベルが高く、しんどいことも多くありましたが、真面目な姿勢を認めてくれるクラスメイトや友人とたくさん語り合えたのはいい思い出です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

上海のブルームバーグに訪問
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

母親には私が精神的に参っていたときに一番カツを入れてもらいました。心配させまいと気丈に振る舞っていたものの、やはり行き着く先は私をよく知る母親だなと改めて感じさせられました。普段あまりシリアスな話はしない間柄ですが、このときばかりは感謝しきれません。母は偉大!

母と上海にて

そのうちできる

  • 語学力 : その他の言語

ものすごく適当に聞こえるかもしれませんが、語学は最初の辛抱が肝心だと思っています。というのも、私はこれが二度目の留学だったのですが(他言語)、なんとなく「染みてくる」感じに秘訣があったわけでもありません。とにかく、語学に触れてみる、そしてその国でいろんなサービスを使ったり、漫画を読んだり、もちろん勉強もするっていう包括的な行動が大事だと思います。最初はできずに辛いと思いがちですし、私も実際できない自分に落ち込むことは二度目だろうが容赦なくあったので、とにかく我慢と毎日気楽にやることだと思います。個人的な体験ですが、語学は口にするといいと思います。独り言をよくブツブツ部屋で喋っていたこともありました。(笑)正しい言い方なんてのはうまくなったら身につければいいと思います。まずは自分の言いたいことをとりあえずでいいので発してみましょう!そして我慢です!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は最近多くの学生にとって身近な存在となりつつあります。しかし、留学はゴールでもないしスタートでもないし、なんなら必須経由地でもありません。行けばいいという人もいますが、私はあえて「別に行かなくてもいい」とだけ言います。この言葉に違和感があるのであれば、それを突き詰めていくとみなさんが「留学したい理由」になると思います。