留学大図鑑 留学大図鑑

くみこ

出身・在学高校:
静岡市立高等学校
出身・在学校:
熊本大学
出身・在学学部学科:
工学部建築学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年11月20日 初回執筆日:2018年11月20日

ブルキナファソで建設計画を支援する

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ネブラスカ大学工学部建築工学科/NGOビソンゴ
  • ブルキナファソ・アメリカ合衆国
留学期間:
9か月/3ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

1.アメリカ
ネブラスカ大学工学部建築工学科で、自分の大学では勉強できない施工や建築経済、設計ソフトの使い方などの勉強した。ブルキナファソの公用語であるフランス語の授業も受けた。在学中は寮生活で、3人の現地学生とルームシェアをした。

2.ブルキナファソ
NGOビソンゴという、サポネ市の女性の生活向上や収益向上のためのグループの活動に参加。
具体的には、ビソンゴが運営している宿泊施設の増築計画に関わらせてもらった。
活動中はブルキナファソ人宅にホームステイをし、現地の生活を味わった。

留学の動機

小さい頃にアフリカに住んでいたこともあり、発展途上国に興味があった。大学2年の夏にブルキナファソを訪れたことで発展途上国の面白さを感じ、長期滞在したいと思うようになった。

成果

アメリカでは、自分の大学では勉強できない分野の勉強ができた。また、アメリカで海外生活に慣れておくことで、次のブルキナファソではその場の環境にスムーズに適応することができた。
ブルキナファソでは増築計画にアドバイスをしたり、プロポーズ案を作成したりできた。現地の暮らしぶりや人々の価値観を知り、将来のためのいい経験となった。

ついた力

SOS発信力

留学するということは、ある意味用意されていた道から一歩外れて、自分だけの道を行くということ。待っていても誰かが導いてくれるわけではないから、分からないことや困ったことがあったらすぐ人に聞く、人に頼る、というのが習慣になった。

今後の展望

まずは大学を卒業して、建築関係の仕事がしたい。そして将来は発展途上国で仕事をしたいと思っている。

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
5月

アメリカ合衆国(ネブラスカ州オマハ市)

ネブラスカ大学工学部建築工学科に入学。自分の大学では勉強できない施工や建築経済、設計ソフトの使い方などの勉強した。ブルキナファソの公用語であるフランス語の授業も受けて、次の滞在地での生活に備えた。
在学中は寮生活で、3人の現地学生とルームシェアをした。3人ともアフリカンアメリカンで、テンションや生活リズムに大きな違いがあり、最初は苦労した。なにか問題があったら、しっかり面と向かって話すことで解決していた。苦労の多い寮生活だったが現地の同世代の暮らしぶりが分かり、留学中の一番の醍醐味だったと思う。

費用詳細

学費:納入総額

200,000 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

50,000 円

ネブラスカ大学オマハ校
寮のルームメイト
費用詳細

学費:納入総額

200,000 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

50,000 円

2018年
6月~
2018年
9月

ブルキナファソ(ワガドゥグ市・サポネ市)

NGOビソンゴという、サポネ市の女性の生活向上や収益向上のためのグループの活動に参加。
具体的には、ビソンゴが運営している宿泊施設の増築計画に関わらせてもらった。
またビソンゴが運営する幼稚園の壁に動物の絵を描いて、幼稚園が明るい雰囲気になるようにした。

活動中はブルキナファソ人宅にホームステイをし、現地の生活を味わった。水道がなかったり停電がよく起こったりと日本とはかけ離れた生活だったが、人々の温かさや生活のシンプルさを感じ、とてもいい経験になった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

10,000 円

幼稚園の壁に絵を描く様子
ホームステイ先の家族
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

10,000 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

私がホームステイをしたサポネ市は田舎で、水道が家の中まで通っていなかった。水の供給が十分に確保できない生活というのは初めてで、驚きの連続だった。
お風呂は外にあり、バケツに水を汲んできてバシャバシャとかけるだけの青空風呂だ。家事も、限られた水の中で要領よくやる必要がある。皿洗いや洗濯は、桶を三つ並べて段階的に洗っていた。
一番大変だったのはトイレ。水洗トイレでもなければ、汲み取り式でもない。外に穴が開いていて、そこに落とすだけの埋め立てトイレだ。穴の周りは壁で囲んであるが、天井はない。日中はハエなどが舞っているし、雨が降っていると行けない。私は虫が少なくかつ雨が降っていない時間帯を見計らって、トイレに行かなくてはいけなかった。

そんな生活も、この暮らしを生まれた時からしている人たちにとっては慣れっこで、厳しいと感じていないように見えた。むしろ、おしゃべりをしながら家事をする女性たちや、特に用はないけどやってくる近所の人たちは、この暮らしを楽しんでいるように見えた。

村の人々のために作物を育てる、家族のために家事をする、というシンプルさ。発展はしていないけど、人々が支え合う温かい暮らし。原始的ではあるけれど、「生きる」ことの本質が見えた生活だった。そして、忙しい日本では絶対できないような暮らしに、気づくと癒されていた。

皿洗い
青空風呂
サポネ市

大学の留年、案外怖くない!

  • 単位・留年 : 休学・留年

単位互換ができない科目がいくつかあり、どうしても留年しないと留学ができないというケースがあると思います。私もその一人で、最初は学年が一つ下がることがネックで留学を躊躇していました。それでも「一年の遅れなんて大したことない!」という周りのアドバイスに押され、留学に踏み切ることができました。
実際に留学をしてみると、今までとは違うベクトルの苦労をさせられることになり、一年分以上の成長を実感することができました。なので帰ってきたら学年は周りより一つ下ですが、心の年齢は何歳か上になった気分です。
復学して一つ下の学年の仲間に混ぜてもらうのも、案外すんなりといきました。大学は浪人生、編入生などいろいろな人がいるので、新しく入ってくる人に対して寛容だなと感じました。

結果、恐れていたほどの苦労をすることなく、また期待以上の成長を感じて留学を終えることができました。もし留年することを気がかり思っている人がいたら、大丈夫だよと背中を押してあげたいです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、準備をしているときも実際に行った後も苦労の連続ですが、それ以上に日々の充実感が味わえる最高の体験だと思います。一生懸命頑張って時には周りを頼りながら、素晴らしい経験を積んできてください!