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クリス

出身・在学高校:
静岡県立浜松西高校
出身・在学校:
東京大学大学院
出身・在学学部学科:
工学系研究科 機械工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年11月19日 初回執筆日:2018年11月19日

感性工学を深めるオランダ留学

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デルフト工科大学3Me学部
  • オランダ
  • デルフト
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL iBT 94点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私の留学全体としてのテーマは「感性工学に関する知識を深め,世界で活躍する人材になるための基盤を作る」というものでした.
交換留学の制度上,身分としては3Me(Mechanical, Maritime and Materials Engineering)学部の交換留学生として在籍しましたが,自分の専門はIDE(Industrial Design Engineering)に近かったためIDEの授業を主に取りました.
ざっくりと期間を区切ると,
留学前半:座学の授業主体
留学後半:グループワークの授業主体,研究室での研究活動
というような内容に取り組んでいました.

留学の動機

感性工学という私の専門分野は日本のではあまり活発に研究はされていないため,設計工学の研究機関が学部レベルで存在するTU Delftに交換留学したいと考え留学を決めました.

成果

コーヒーメーカーのリデザインの考案をPhilips社と共同で行い,成果をプレゼンをしました.
研究室で博士学生と共に食体験の発想支援を行うカードセットを完成させました.

ついた力

行動力

知り合いもコネもゼロという状態から始まった中で,常に目的を持って行動をして日々の充実のために動くことの重要さを学びました.

今後の展望

感性工学・設計工学という分野をオランダで学んだことにより,今後の修士研究に応用し発展させていきたいと思っています.
特に,オランダの大学ではデザインに強い学生が多く,刺激を受けて自分も学んだことによりアイデアを形にする力が非常についたため,理論だけではなくプロトタイプに落とし込むところまでできる力を発揮できればと考えています.

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
7月

オランダ(デルフト)

デルフト工科大学での交換留学および研究室での研究活動.
設計工学・感性工学分野の最先端を行く学部の授業を体験し,方法論や実践活動経験を学びました.
研究室での研究活動からは感覚間相互作用についての知識を深め,ユーザの新しい体験を支援するためのプロトタイプを作成しました.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

グループワークのメンバーとの一枚
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

インド人の友人と「なぜ日本人はこんなに外の国に出てこないのか」という話になった時,「日本人は日本に満足しているから外に出ないんだ.でも今後インドのような自国に満足せずに外に出ているような国が,世界中に巡るインド人のネットワークを使って国力を高めていくから,地位は入れ替わると思うよ」と言っていて,日本を外から見た視点の言葉がすごく刺さった.
実際日本の国際的な影響力が下がってきているのは顕著であるので,国際的に生きる必要性を日本はもっと真剣に考える必要があるなと強く感じた場面だった.

インド人の友人たち

1年を使って留学することはマイナスではない

  • 留学先探し : 大学院

留学期間を1年にするにあたって,私は卒業年を1年遅らせる必要があり,それで非常に悩みました.
しかしながら結果論としてこの選択は正しかったと思っています.
数ヶ月から半年の留学と1年の留学とでは得られるものが違うように思います.(もちろんそれ以上であればもっと得られるものが多いのかもしれません.)
1年使って留学することによるマイナス面よりも,得るもののプラス面の方が多いので気にせず留学に踏み切るべきだと思います.

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は今後の人生の選択肢を大きく広げてくれる唯一無二の存在だと思います.
境遇に関わらず挑戦してみなさんが成長することを願っています.