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ナリ

出身・在学高校:
島根県立大社高等学校
出身・在学校:
島根県立大学
出身・在学学部学科:
看護栄養学部看護学科
在籍企業・組織:

留学に関して、自分の持つ夢に関して、災害に関して、スノーボードに関して相談等があればメッセージを通してお願いします!


最終更新日:2018年10月02日 初回執筆日:2018年10月02日

世界を災害から守る!!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • VGC INTERNATIONAL COLLEGE、赤十字インターンシップ
  • カナダ
  • バンクーバー
留学期間:
7か月
総費用:
1,380,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,370,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

 私は、災害に立ち向かう「グローバルな安全管理者」になりたいという思いから、災害医療の先進地であるカナダに留学した。英語から約10年間離れていたこともあり、まずは基本的な英語力を身に付けるため、VGC INTERNATIONAL COLLEGEという語学学校に通った。そこでは、基本英語からビジネス英語、医療英語、IELTS対策などの学習を行った。しかし、災害に関しての講義がなかったため、自ら災害医療に関するプレゼンテーションを講師としてやらしてほしいとお願いし学生や先生を対象に実施することができた。その後、赤十字インターンシップを受け現地の病院のシステムや医療器具の取り扱い、受付業務を行い基本的な医療知識を習得する。また、赤十字のインターンシップと同時期にVancouver市の災害医療コースを何度も受講し日本とカナダの災害医療の違いについて学びを深めた。現地では多くの人と関わることができ、文化や気候、教育の違いなどから世界を対象にどう「災害医療」の広めていくべきかを深く考えることができた。

留学の動機

元々消防士として6年間消防・救急・特別救助隊として勤務していたが、目の前の命だけでなくもっと多くの人の命と財産を守れる人材になるため看護大学に入学。より幅の広い視野と知識、技術を習得するため、災害先進国のカナダで勉強することを決意する。

成果

語学学校では、災害医療のプレゼンテーションや各国の学生や先生を対象に災害意識調査アンケートを実施することで、災害医療に関して興味をもってもらうことに成功した。インターンシップや災害医療コースでは日本の災害医療とは違った考え方や新しい視点、医療連携システムなど新しい知識を得ることができた。

ついた力

目標設定力

自分の留学中の短期目標と長期目標をそれぞれに設定した。そうすることで、その目標に向かいしっかりと勉強を進め主体的にプレゼンテーションやアンケート、災害医療コースの受講を実施することができた。また、自分の知識や技術を上げるだけでなく、週末はメリハリをもって友達と遊び、多くの仲間や親友を世界中に作ることができた。

今後の展望

大学卒業後、働きながら修士と博士課程を取得する。その間も自分の出来る範囲で災害医療を世界に広める活動を行っていく。そして、教授になった時に教育者として災害医療を広める人材育成と消防や警察、病院など災害時に多職種連携がスムーズに行えるシステムを構築してみせる。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
2月

カナダ(バンクーバー)

VGC INTERNATIONAL COLLEGEで語学留学を約6か月間実施する。
入学当時Level5で入学し、卒業時はIELTSクラス(Level7)で卒業する。(Level8段階中)
基礎英語からビジネス英語、医療英語など幅広く勉強することができ、英語力もある程度伸ばすことに成功した。4カ月間ブラジル人の親友とシェアハウスをしたが、彼から教わることは英語だけでなく、文化や考え方、価値観の違いなど新たに気付かされる部分が非常に多かった。この語学学校ではたくさんの仲間を作ることに成功し、友人や先生との関わりの中で自分が人間として少しずつ成長していることを感じながら充実した生活をすることができた。

費用詳細

学費:納入総額

890,000 円

住居費:月額

40,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:学費、シェアハウス、生活費

1,100,000 円

卒業式
親友のLeo
費用詳細

学費:納入総額

890,000 円

住居費:月額

40,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:学費、シェアハウス、生活費

1,100,000 円

2018年
3月~
2018年
3月

カナダ(バンクーバー)

Canadian Red Crossで約1カ月間インターンシップを実施する。実際、専門的な災害医療を直接学ぶことはできず、医療器具の修理とレンタルを主に実施した。しかし、1つひとつの器具を正確に覚え電話対応をすることで実践的な英語力が向上した。今回のインターンシップからの紹介でVancouver市が行う専門的な災害医療コースに参加することができた。そこでは、日本とカナダの災害医療の取り組みの違いや今後の課題などを理解することができ、自分の留学目標を達成することができた。また、現地の病院にも自ら訪れ救急医療システムについての説明と救急車両の資機材説明と医療処置についても学ぶことができた。日本と同等の医療レベルをもつカナダで全く異なる考え方や価値観を勉強することで自分自身の視野が広がり、医療についての思いがより深まった。

費用詳細

学費:納入総額

210,000 円

住居費:月額

40,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:インターンシップ費用、シェアハウス、生活費

280,000 円

canadian red cross
医療システムの説明
費用詳細

学費:納入総額

210,000 円

住居費:月額

40,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:インターンシップ費用、シェアハウス、生活費

280,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

同じ語学学校とシェアハウスをしていたブラジル人のLeoと大親友になれた。当初、英語の力がなく会話すら危うかった状態だった。しかし、彼やそこで出会った仲間に助けてもらい英語力がかなり伸びた。また、Leoとアルバイトのインタビューや災害医療のプレゼンテ―ションの練習を何度もすることで実践的な英語力を身に付けることができた。そして最終的に彼のおかげで彼女をつくることに成功した。日本以外で友達でなく、親友ができたこと。これが自分にとって大きな財産にもなり、価値観や考え方を大きく変化させることになるきっかけとなった。彼らとの出会いをこの一瞬で終えるのではなく、また彼らに会うために自分の目標や夢のために一生懸命勉強し、一回り成長した姿を見せることが私の今の楽しみである。何かを始める時には1人でできるが、そこからの自分の成長や楽しさは仲間がいなければならないと気付くことができた。
この留学に携わる全ての関係者に本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

別れ

英語力に自信がない方へ。

  • 語学力 : 英語

英語は日本で勉強してから行きましょう。自分の英語力は正直、悲惨なものでした。1日3時間睡眠で必死に英語力を何とか伸ばしましたが、満足できるものではありませんでした。留学するのであれば、ある程度の英語力をもってから留学しましょう。そうすることで、自分が海外でやりたい事に集中し自分の目標や夢に近づけると思います。海外は自分を成長させる環境にとても適しています。是非しっかり準備した状態で更に自分を磨きあげてください。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行かせていただけるのは自分の力だけではないです。関わってくれた方やその環境などに「感謝」をしながら勉強させてもらいましょう。
たくさんのことに本気で挑戦し、たくさん失敗しましょう。そして、本気でやった失敗がきっと自分の自信に変わると思います。