留学大図鑑 留学大図鑑

助友 千尋

出身・在学高校:
茨城県立日立第一高校
出身・在学校:
東北大学大学院
出身・在学学部学科:
農学研究科
在籍企業・組織:

大学院からの留学や海外インターン、品種改良に関することなど相談受け付けます。


最終更新日:2018年10月29日 初回執筆日:2018年10月29日

品種改良のスペシャリストになる!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ゲッティンゲン大学 iPAB (integrated Plant and Animal Breeding) コース
  • ドイツ
  • ゲッティンゲン、アインベック
留学期間:
11ヶ月
総費用:
1,800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 830点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

「日本一育種に詳しい学生になる」という目標を掲げて私はドイツのゲッティンゲン大学の育種(動植物の品種改良)に特化したプログラムで約1年間お世話になった。留学先大学では分子生物学や遺伝子工学にとどまらず、世界の種子市場、遺伝子のビッグデータを解析するための統計学と統計解析言語であるRを学んだ。
また、ドイツの種苗会社で約2カ月間、研究インターンを行った。

留学の動機

もっと自分の専門分野について広く深く学びたいと思ったのと、海外における専門分野のトレンドを知りたかったため。

成果

自分の専門の広さを知れたこと、自分の夢を見つけられたことが主な成果である。留学先で力を入れて勉強した統計学やRは日本の在籍大学では学べない内容であったため、遺伝子工学や分子生物学に加えて統計学を専門に扱えるオンリーワンの人材につながるきっかけとなった。また、インターンシップを通してPDCAを的確に回せるようになったり、将来の夢を明確にすることができた。

ついた力

PDCA力

留学先ではプレゼンテーションを沢山したり、インターンシップをしたり、日本人コミュニティを作ったりした。
それぞれの活動の中で困難にぶち当たったり思うように進まなかったことも沢山あったが、惰性でひたすら取り組むのではなく、いったん立ち止まってしっかりと考えて方向修正や気持ちを切り替えたことで納得のいく成果を残すことができた。

今後の展望

自分の武器を活かしたり磨けるような仕事をしたい。また、これまで沢山の人に応援していただいたので、何かしらの形で少しずつ社会に恩返しをしたいと思っている。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
8月

ドイツ(ゲッティンゲン)

ゲッティンゲン大学に交換留学のシステムを利用して留学。留学先では遺伝子工学やマーケッティング、統計学やR言語に関する講義を履修。
専門に関するプレゼンテーションを沢山こなしたが、その中で教授との1対1の練習をしたりプレゼン後にはメールでしっかりとアドバイスを頂いたりしたことで、プレゼンテーションスキルを上げることができた。

費用詳細

学費:納入総額

70,000 円

住居費:月額

400,000 円

生活費:月額

1,100,000 円

プレゼン中
費用詳細

学費:納入総額

70,000 円

住居費:月額

400,000 円

生活費:月額

1,100,000 円

2018年
2月~
2018年
4月

ドイツ(アインベック)

KWS SAAT SEという世界有数の種苗会社で有給の研究インターンを行った。
ドクターを所持しているドイツ人スーパーバイザーがついてくださり、テンサイの品種改良に関する研究をしたり、種子の品質管理や植物病理に関する研究所を訪れたりなど、研究以外にも様々なものを見ることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

テンサイの除雄中
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

「発信することの大切さ」を留学を通して実感した。
留学中はブログを通して現地での生活や学び、自分の考えを定期的に発信していたのだが、留学後に「毎日、HPを訪れて更新を楽しみにしていたよ」と研究室の教員や友達がいってくれてとても嬉しかった。
最初の頃は自分の考えを発信するのが怖かったが、今は自分の経験や考えをしっかりと持って発信すること、そして自己主張をすること、周囲の人に分かってもらう大切さを味わったことより、発信することに前向きになれた。

発信していたら大学のパンフレットの表紙を飾ったりも

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

留学仲間との再会
留学先の友達とパリ旅行

自分に自信をもって前向きに!

  • 周囲の説得 : 恋人・友人

留学するにあたって多くの人に迷惑をかけてしまうこともあると思うのですが、しっかりと心を開いて話せば多くの人は最終的に応援して見送ってくれると思います。
あとは、留学中にその人たちの応援や協力を無駄にしないようにしっかりと目標を達成できるようにがんばりましょう。ポジティブに!前向きに!頑張りましょ!

留学前にやっておけばよかったこと

現地の言葉の勉強をしておけばよかったと思ってます。僕の場合、ドイツに行ってからドイツ語の勉強を開始したのですが、英語でドイツ語を勉強しなくてはならず、またドイツ語の先生がみんないい先生だったわけではありませんでした。
なので、現地の言葉は現地についてから勉強しようとか思わずに、少なくとも基礎的な内容(A1.1レベル)は日本にいるうちに日本語でしっかりと理解しておいた方がよいと思います。

留学を勧める・勧めない理由

何か明確な目標があるのならば是非とも留学に行ってほしいと思います。
そして、想像している以上に留学計画や心の準備は留学中や留学成果に大きな影響があると思っているので、そこら辺をしっかりと考えることができれば実りある留学になると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

最後は自分を信じて行動すれば、きっと後悔のない選択をできると思います。
留学することで大変なことは沢山あって苦労しますが、それ以上に信じられないほど自分も成長を実感できる経験となります。
そして、留学は決して孤独な挑戦ではなくて、多くの方が応援してくれたり、新しい人と出会うことができます。ぜひ夢と自信をもって行ってみてください!