留学大図鑑

さとか

出身・在学高校:
渋谷教育学園幕張高等学校
出身・在学校:
千葉大学
出身・在学学部学科:
工学部共生応用化学科
在籍企業・組織:

最終更新日:2018年08月01日

海外研究機関への研究挑戦

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Aston大学,EBRI
  • イギリス
  • バーミンガム
留学期間:
4か月
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 840,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 840> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私は国内の国立大学の大学院で応用化学を専攻し触媒開発の研究をしています.今までほとんど日本以外で生活したこともなく,自分とは異なるバックグラウンドを持った人と協働したこともなかったため,海外に留学することで多様的な環境で研究することを体験したい,また,世界の研究レベルとその中での自分の位置を実感したいと思い,トビタテ留学JAPANに応募し,EUが支援している研究機関EBRI (European Bioenergy Research Institute)に留学(4か月)しました.EBRIには世界中から集まった博士課程以上の研究者が所属していて,私はそこで自身の触媒の解析とポスドク研究者との共同研究を行い,修士研究を深めることができました.その研究室で,私は解析機器の原理や結果の解析方法を学ぶことの重要性や,短時間集中して研究を行いプライベートも充実させることの重要性などを学びました.また,逆に日本の研究レベルの高さや日本人研究者の高い教養や勤勉さに気づくことができ,自分に自信が持てるようになりました.

留学の動機

将来は日本だけでなく世界で活躍する日本人技術者になりたいという夢があったため,そのためには世界のレベルを知ること,自分のレベルを知ること,そして多様的な環境で挑戦する経験が今後の人生に重要だと思いトビタテ留学JAPANに応募しました.

成果

EBRIにある最新解析機器を用いて自身の触媒の解析を行い,研究を進めることができました.また,異なる分野の研究者との共同研究により自身の触媒の新たな機能を発見しました.さらに,外国人研究者との協働の仕方や人間関係構築のやり方などを学びました.

ついた力

積極的に人と関わる力

所属した研究室では当初あまり歓迎もされず,完全にアウェーな状況から留学がスタートしたため,円滑に研究をこれから進めるためにはまず信頼関係を築かなければならないと思い,研究中やランチ中に積極的に同僚たちに話しかけました.

今後の展望

今後は,留学で得たコミュニケーション能力やトラブル対処能力,多様性への理解などを活かして,世界で活躍する技術者として社会を支えていきたいです.

留学スケジュール

2017年
9月~
2017年
12月

イギリス(バーミンガム)

9月から12月までイギリス,バーミンガム市にあるEU管轄の研究機関EBRIに所属し,自身の研究テーマである触媒開発並びに有機合成反応への応用についての研究を行いました.留学中は,最新解析機器を用いた触媒の解析並びにポスドク研究者との共同研究を行いました.また,研究以外では,新入生イベントに積極的に参加したり,日本語授業のアシスタントをしたりして,現地の学生や留学生と交流し研究が終わった後にご飯に行ったり,休日に出かけたりとプライベートも充実した留学となった.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

友人と回転寿司
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

就活にも効いた!留学経験

私の留学は順風満帆とは程遠く,様々なトラブルに見舞われました.そのトラブルにどう対処して,どのように乗り越えたかという話は就職活動の面接で面接官の強い関心を引きました.具体的にどのようなトラブルに見舞われたか挙げると,着いて一週間家がない,研究室がロックアウトされて数日間立ち入り禁止,現地の指導教官がクビになる,試薬・実験機器が届かない,解析機器が故障する,共同研究者が研究室に来ない,などなど.特に就職活動面接で興味を示してもらえたのが,一週間家がない事件です.当初,住む家を出国前に決めていたのですが実際にその家を見てみると事前の情報と異なることが多く,契約をするのをやめました.そして,その日に泊まるホテルをとろうとしたところ,新学期直前ということもあってすべてのホテルが満室で,夕方まで泊まる場所がないという状況に陥りました.このままではまずいと焦った私は,出会ったばかりの研究室のメンバーに今日だけでも家に泊めてもらえないか片っ端から交渉し,民泊をしている知人の方を紹介してもらい,一週間だけ泊めてもらえることになりました.就職活動中,どの会社さんでもこの積極的な行動力が高く評価されているなというのを感じました.

研究室のメンバー

家の見つけ方と快適なシェアハウス生活

  • 住まい探し : シェアハウス

私は自身が家探しで苦労したのでこれから留学する人にはそうした苦労をしないためにアドバイスをしたいと思います.まず,短期間の留学では大学の学生寮に入れない場合がほとんどだと思います.そうした場合,一般の不動産が運営しているサイトなどで家探しをすると思いますが,それよりも前に大学の留学生課のHPを探してみてください.おそらく多くの大学では,留学生用に短期間部屋を貸してくれる会社や個人の所有者の情報などが公開されているはずなので,そちらの情報をもとに積極的にメールを送りコンタクトを取ります,できれば出国する1か月前ほどがいいです.また,現地に赴いてから何かトラブルがあって入居先が決まらないときも,留学生課に相談するといいと思います.とにかく,早い段階から積極的に自分でいろんな人にコンタクトを取り,また困ったことがあったら周りの人に助けを求めるといいと思います.
次に,快適にシェアハウス生活を送る方法です.まず,ルームメイトやハウスメイトをリスペクトして相手のパーソナルスペースを侵害しない,共有スペースを常に元の状態に戻すといったことが重要です.また,むやみに親しくなりすぎるとトラブルが起きることもあるので,ある程度の距離感をもって生活するのがいいと思います.また,相手が自分を尊重してくれない,共有スペースを私物化する,騒音を立てるといった場合は,遠慮せずきちんとやめてほしいこと,自分の意見を伝えるようにします.それでも,相手が変化なしならば住む場所を変えるのも一つの方法だと思います.
住む場所は自身が最もリラックスできる場所なので,ストレスをためない,相手にストレスを与えないように注意しましょう.

留学を勧める・勧めない理由

留学はチャンスがあるなら行った方がいいです.自国から出て生活するというのは,想像以上のことを体験し,多くのこと(いいことも,悪いことも)経験できます.そして,経験したことは必ず今後の人生の糧となります.

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は楽しいばかりではないです.時にはつらいことや,思わぬトラブルに巻き込まれることもあると思います.そんな時は一人で抱え込まないで,日本にいる家族や友人,また留学先でできた友人などを頼ってください.つらいことを克服した経験や周りの人に助けてもらった経験は必ず今後の人生にとってかけがえのない体験となるはずです.留学頑張ってそして大いに楽しんできてください.