留学大図鑑

ゆきみだいふく

出身・在学高校:
東邦大学付属東邦高等学校
出身・在学校:
鹿児島大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:

最終更新日:2018年08月09日

最先端の脳外科手術を通して、神経を学ぶ!

留学テーマ・分野:
医療
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • International Neuroscience Institute
  • ドイツ
  • ハノーファー
留学期間:
1ヵ月
総費用:
350,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC935> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

International Neuroscience Institute(国際神経科学研究所)は国際的にも手術件数の多い施設で、最先端の脳神経外科手術の見学実習への参加を行いました。日本ではまだあまりない、より患者さんへの負担が軽い座位での手術を見学し、術後の早期回復に繋がる最先端の治療法を学びました。また、私の最終目標は質の高いリハビリテーション科の専門医になることであったので、脳神経外科医の先生の指示の元で行っている術後のリハビリテーションの様子も先生に交渉して見学し、レクチャーも行っていただくことができました。

留学の動機

自分の歩むべき道を構築するには多様な考え方に触れ、そこで感じた事を考察する必要があります。今回留学したドイツは私にとって未知の世界であり、間違いなく多大なインパクトの残る経験ができることと思ったからです。

成果

座位での手術には臥位での手術に比べて技術的に難しいことが多く、初めて見るような工夫が行われていました。例えば、座位での手術は脳に空気が入りやすいのですが、空気が脳の細い血管に詰まってしまうと最後まで酸素が行き届かず、脳の組織が壊死してしまいます。そこで経食道心エコーを利用し、心臓を空気が通過したときに雑音がして、脳に到達する前に血液ごと頸の血管から空気を取り除くようになっていました。

ついた力

食べ物力

私は趣味で作ったメロンパンを初めに渡すことでお世話になった多くの人と距離を縮め、頼みにくいことが頼みやすくなりました。また、週末旅行で同室になった人に日本のお菓子をあげたらみんなが続々と集まってきて会話が生まれ、出身や年齢もバラバラでも一瞬で仲良くなれました。食べ物にはシェアする・それについて説明する・感想を言うなど人との距離を縮める要素が沢山あり、上手に利用すれば大きな助けになりました。

今後の展望

慣れない環境で人の優しさに触れると、人の命に直接携わる職業を選んで良かったな、と改めて思うことができました。専門性を高めていっても、患者さんはもちろん、一緒に働くすべての人、そして自分の Quality Of Life まで気に掛ける余裕のある医師になりたいと思います。

留学スケジュール

2018年
5月~
2018年
6月

ドイツ(ハノーファー)

学科の同級生と一緒に4人でInternational Neuroscience Instituteにて1か月間手術見学実習をしました。最先端の手術はもちろん、世界各国の脳神経外科の専門医や日本とは少し異なる技術専門職員がいて、話を聞かせてもらえました。また、私の最終目標は質の高いリハビリテーション科の専門医になることなので、交渉して脳神経外科医の先生の元で行っている術後のリハビリの様子も見学し、レクチャーも行っていただけました。
生活面は4人でシェアハウスをし、実習後は日の長い夏を楽しみながら自炊したりして過ごしていました。留学期間が短かったので、スーパーが日曜日はやっていなかったり、資源ごみは返金に制になっていたりする「異文化」を体験するだけであっという間に終わってしまいました。1か月フルパワーであちこち出かけて病院外でも友達ができたのは良かったと思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

実習先の建物。脳の形をしている。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ある日電車に乗っていて、切符を誤って家に置いてきてしまいました。ドイツでは有効な切符を検札が来た時に持っていないといけないので60ユーロの罰金をその場で支払いましたが、その必要はなかったということを後からドイツ人の友達が教えてくれました。そして、どうやったらお金が戻ってくるのかを全面的に調べてくれました。私はドイツ語は全くできないうえ、払い戻しに必要な銀行口座を持っていなかったので代理人として必要な手続きを全て行い、たまたま鹿児島に今後来る用事があるということでその時に渡す約束をしてくれました。私は人に頼るのが苦手である方だと思いますが、困ったときには頼ることも必要だと学びました。勇気を出して頼った方が結果的にうまくいくなら、人それぞれの得意分野でできることを最大限に発揮する分には全く問題ないとその友人は言ってくれました。そして、もし自分にできることがあれば、積極的に動こうと思うようになりました。自分の行動のひとつひとつがその国のイメージを変えるときいたいうことを実感しました。たとえお金が戻って来なくても、出会ってすぐの外国人のためにたくさん時間を割いてくれた友達にとても感謝しています。

ハノーファーの打刻器。これをするのを忘れても罰金になります。

地方からトビタテ!に挑戦する人は初期費用がかかる!

  • 費用 : 費用準備

私は出身が千葉で今回トビタテ!に挑戦するまではあまり都市部に行くのに不便を感じたことはありませんでした。しかし、大学が鹿児島なので、まず初めに文部科学省に二次試験を受験しに行くのに飛行機代がかかりました。また私の場合、事前研修も「留学準備金」という種類の奨学金をいただく前にあったので、初期費用として出ていくお金が大きかったです。よって、LCCをフル活用するとしても都市部(文部科学省までと、大阪もしくは東京まで)へ2往復分は見ておいた方がいいと思います。もちろん、「留学準備金」がもらえればそれで十分にカバーできます。また、留学までの期間が短い人は留学先までの移動費や家賃などもかかると思うので、それも事前の準備をしておくと安心だと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

国試勉強:6年生の最初に行ったので帰ってきてからの周囲との差の開きに焦りました。
医学英語:単語帳を持って行きましたが、それに頼りきりになってしまいました。
旅行レベルでいいのでドイツ語:大体は大丈夫ですがもちろん英語が通じないところもあるので。

留学を勧める・勧めない理由

自分の視野の狭さを反省するきっかけになります。海外に行って異文化にもまれると帰ってきてからちょっとのことで腹が立たなくなりました。1か月だと挫折を味わうところまではいきませんでしたが、それでも多くの失敗を経験しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

今回私はたった1か月でも、異文化の中に飛び込んで考えさせられることが沢山あり、医学の勉強はもちろん、貴重な人生経験を積む機会をもらったと思います。座学だけでは経験できないことが沢山あって度胸がつきます!私も今度は医師免許を持ってまた海外に挑戦したいと思っています。ぜひ、とにもかくにも行ってみてください!