留学大図鑑 留学大図鑑

鈴木理紗子

出身・在学高校:
女子学院高校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
工学院経営工学系
在籍企業・組織:
株式会社リクルート

デンマークで半年間、(サービス)デザインについて学びました。北欧留学を考えている方、デザインに興味がある方、ぜひご連絡ください!


最終更新日:2020年08月20日 初回執筆日:2020年08月20日

「デザイン」の新たな視点や可能性に出会う

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デンマーク工科大学
  • デンマーク
  • コペンハーゲン
留学期間:
5ヶ月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 890,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 885, IELTS 7.0> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

デンマーク工科大学に1セメスター交換留学を行い、サービスデザインに関する授業を受講しました。
授業はどれもプロジェクト式で進められ、現地視察を行ったり、実際にクライアントに提案を行ったりと実践的なものでした。他の学生とグループを組んで行う形が多く、日々ディスカッションを重ねていました。
また、デザインというものがどのように人々に捉えられ、社会に役立てられているのか洞察するために、積極的に街に出て観察やインタビューを行いました。得られた気づきは、ブログにまとめて定期的に発信をしていました。

留学の動機

近年ビジネスにおける「デザイン」の意味の幅が広がり、重要性が増している一方で、日本においては「デザイン=意匠」という捉えられ方が根強く、広い意味でのデザインについて学ぶ機会が少ないこと、また広い意味でのデザインに強い人材が少ないことを感じていました。
デザインの歴史が深く、早くからデザインを様々な領域で活用してきた国デンマークへの留学を通じて、デザインの考え方や手法を学びたいと考えました。

成果

新たなデザイン手法やデザイナーに求められるマインドセットと出会い、留学の意義を強く感じています。また、実践的なプロジェクトを通じて、デザイナーとしての成長も得られました。
また、デンマークにおいて、デザインがとても重要なものと捉えられていることを実感しました。人々の心に影響し、行動を変え、社会を良くするデザインというものの力を、日本においても広めていきたいと思いました。

ついた力

発言、発見、発信力

ディスカッションを通じて、自分の考えをきちんと主張することに慣れました。また、観察をもとに洞察することを繰り返した結果、自分なりの気づきを得る力がつきました。さらに、ブログ執筆により、自分のデザインへの思いや発見を発信していくことができるようになりました。

今後の展望

学んだ手法や考え方を大切にしながら、デザイナーとして価値あるサービスを生み出したいです。人々をより生き生きさせるようなサービスを届けていきたいと考えます。
また、ブログの執筆やイベント参加・開催を通じて、デザインの持つ力について発信をしていきたいです。

留学スケジュール

2017年
9月~
2017年
12月

デンマーク(コペンハーゲン)

「新しくできる児童病院のサービスをデザインする」「シェア自転車の(サービスとしての)デザインの違いがもたらす影響を考察する」等、複数のプロジェクト型の授業に参加しました。具体的な手法は講義で習うものの、プロジェクトの進め方は各グループに任せられている場合がほとんどで、学んだ手法をどのようにプロセスに落とし込むか考えることが求められました。
また、デザイン・ミュージアムや店舗、公共施設等に積極的に足を運び、デンマーク的なデザインについて考察を重ねました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:旅行費等

60,000 円

デザイン大国ならではのデザイン・ミュージアム
大好きなコペンハーゲンの町並みと友人たち
地域の治安改善のために作られた、デザイナーズ・公園
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:旅行費等

60,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学中一番の仲間だったのは寮のメンバーです。
最初の3週間ほどはみんな個人部屋で食事を取っており、寂しく思っていました。なんとか仲良くなろうと、一人キッチンで食べ続け、誰かが通りがかるたびに話しかけていた結果、だんだんと打ち解けていきました。週1回ディナーを全員で一緒に食べるようになり、その度に幸せな気持ちでいっぱいでした。
デンマークではHyggeという「大事な人と過ごす居心地のよい時間」という言葉がありますが、彼らと過ごす時間がまさに私にとってのHyggeでした。

寮のみんなでクリスマスケーキ作り

英語力を伸ばしてからトビタツことで留学先での学びが最大限に

  • 語学力 : 英語

留学中、そこでしか得られない刺激を最大限受けることに注力するために、「語学力」は行く前になるべく伸ばしておくことを勧めます。
私の場合は、2年ほどオンラインの英会話を週2回続けていました。また、学内のEnglish Cafe等を利用して、なるべく英語を話す機会を多くとるようにしていました。
金銭的に余裕があれば、短期の語学留学も効果的だと思います。私はデンマークへ行く1年前にカナダに1ヶ月の語学留学に行き、スピーキング力を向上しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しかった・充実していたでは総括しきれないほど、留学中はたくさんの出来事がありました。寂しい思い、辛い思いもしましたが、心から留学に行ってよかったと思っています。ちょっとより良い自分に出会えます。
迷っている方にはぜひ行ってみてほしい、と強く思います!