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キタロウ

出身・在学高校:
松江商業高等学校
出身・在学校:
島根大学
出身・在学学部学科:
法文学部・言語文化学科
在籍企業・組織:

・インド(ケララ州)でN5、N4レベルの日本語を教えていました。
留学する際に日本語教育について何かお悩みがあれば連絡してください!

・タイ(バンコク)でお茶を立て、お出ししたり販売していました。
留学する際に日本茶のことで何かお悩みがあれば連絡ください!


※質問は全てFacebookにメッセージをお願いします。


最終更新日:2018年09月18日 初回執筆日:2018年09月18日

島根の中小企業の海外展開をサポート!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Indocosmo Systems Pvt.Ltd(インド・IT会社) / CHAHO(タイ・日本茶販売会社) /ABBRA(タイ・食品輸入会社)/ Manufacture Overhaul Rapid and Optimal Co., Ltd(タイ・製造業向け総合サービス会社)/アジアアライアンスパートナーズ(タイ・会計事務所)
  • インド・タイ
  • インド・ケララ州  タイ・バンコク
留学期間:
10か月
総費用:
1,100,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC755点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

全体のテーマは「島根の中小企業の海外展開を目指す!」でした。そのため島根県と経済協定を結んでいるインド・ケララ州のIT企業でインターン活動を実施し主にエンジニアにN5、N4レベルの日本語を教えていました。タイでは島根のお茶を販売している企業でお茶をお出ししたり販売したりしていました。そこで日本茶はどのようにローカライズされているのか、また日本茶を支持しているのはどんな層か、支持している理由など学びました。その後島根企業の海外展開を支援している島根ビジネスサポートオフィスにてインターンを経験し、島根の農林水産物の販路拡大をテーマとしたレポートを作成していました。

留学の動機

今後ますますグローバル化が進む中、島根県企業の海外展開率は他県よりも低いことが課題だと感じました。その課題を解決するために海外との人的ネットワークを構築すること、海外日系企業の現状、課題を学ぶ必要性、島根の商品は海外で需要があるのか知る必要があると感じ留学に踏み出しました。


成果

留学成果のレポートとして島根の農林水産物のタイへの販路拡大をテーマとしたレポートを作成しました。現地ではどんな商品がどの層に支持されているかなどまとめました。タイ市場にはタイ産や中国産をはじめとした他国産の安価な商品、食品がよく見受けられました。他国の商品、食品と差別化を図るためにも販売する層を明確にし、どのようにPRするかなどが重要だと学びました。

ついた力

臨機応変力

昨夜打ち合わせしていたにも関わらず商品が届いていなかったこと、日本語授業の開始時間に生徒が集合しないことなど想定していた通りに事が進むことが少なかったです。そのため限られた資源、時間で工夫して問題解決する力が身に付きました。

今後の展望

お茶の販売、日本文化やビジネスマナー講義、農林水産物の販路拡大レポートを通して日本の商品、文化を発信したいと考えるようになりました。そのため地元島根の特産物や伝統芸能など一度全部見て回り、関係者様に直接ヒアリングを実施したいと思います。その後島根、日本の魅力を世界に発信するコンテンツを作成したいと考えています。

留学スケジュール

2017年
10月~
2018年
3月

インド(ケララ州・コチ)

インドでは主に①N5、N4レベルの日本語の授業をエンジニアに行う②他企業の視察③エンジニアからHTMLやCSS、JAVAなどを学ぶ。主にこれらのことを経験しました。その中で日本語授業は午前と午後の二部に分けてほとんど毎日教えていました。
日本語を教える際には学習者たちの日本語運用能力を高めるために学習者中心の授業作りを意識しました。文法や語彙の詰め込み授業では実用性が乏しく学習者たちが生きた日本語を使うことができません。そのため生徒がアウトプットしやすい環境を作るべく、ペアワークを多く取り入れました。その結果授業に受け身だった生徒が主体的に授業に取り組むようになりました。先生中心のクラスでは学習者たちはインプットだけしかできずアウトプットの機会が奪われてしまいます。先生は必要以上に教えることはせず生徒が主体的に授業に臨むことができる環境づくりを意識することが求められると実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

500,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

日本語を教えているときの風景
日本語教師のための講義に参加したときの風景
生徒同士のグループワークをしてもらったときの写真
費用詳細

学費:納入総額

500,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
3月~
2018年
5月

タイ(バンコク)

タイでは日本茶販売店でインターンシップをさせていただきました。そこでは①小売店での日本茶販売、商品説明②THAI FEXの参加、主にこれらのことを経験しました。タイでは日本へのビザ緩和の影響で日本食ブームが到来しました。そのため日本茶に対する興味は高かったです。しかし抹茶と煎茶の違いを説明できる人が少ないなどまだまだタイにおいて日本茶の認識度は低いと感じました。驚いたことに日本茶のみならず日本茶道具にも興味を持っておられた方は少なくありませんでした。急須で入れたお茶を自宅で飲みたいから急須がほしいという人もおられました。しかし玄米茶、白折など熱湯のまま飲むことができますが玉露などは湯冷ましをしないといけないなど手順が少し複雑です。温度、茶葉の量でお茶の味が異なるため初心者には急須を使って淹れることは難しいです。今後は潜在的なお茶ファンのためにも日本茶文化の発信は必要だと実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

CHAHO小売店での販売風景
THAIFEXで日本茶を販売していた時の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
8月~
2018年
8月

タイ(バンコク)

島根企業の海外展開を支援している島根ビジネスサポートオフィスでインターンシップをさせていただきました。そこでは①TITE(旅行博)で鳥取観光PR活動②ASEAN関連の資料集め、資料作成③島根のタイへの農林水産物の販路拡大をテーマとしたレポート作成、これらのことを経験しました。③のレポートを作成するにあたり小売、卸売企業にヒアリングを実施しました。タイは富裕層、アッパーミドル層が増加しています。日本商品はそれらの層をターゲットとし販売活動をしています。しかしタイの多数は中間層です。中間層は高価な日本商品よりも安価な国内産、中国産などの他国産を購入する傾向にあります。最近ではタイ国内で品種改良を重ねたメロンなど日本産と同等のクオリティのモノを栽培しているところもあります。日本産であるから売れるという発想は危ないと感じました。そして現地のニーズは何かを理解しようとする姿勢が必要だと実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

TITF(旅行博)で鳥取観光PR活動しているときの写真
職場での食事風景写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

インドのIT企業でお世話になってた方々から誕生日を祝ってもらったこと、インターンシップ最終日に感謝の言葉とプレゼントをいただいたことがとても嬉しかったです。

誕生日を祝ってもらった時の写真
日本語学習者たちからプレゼントをもらった時の写真
日本語学習者たちからプレゼントをもらった時の写真2

言いたいことは言う

  • 住まい探し : シェアハウス

インド、タイでは基本的に自分中心で物事を考える人が多いのため、部屋を共有する状況になった時は遠慮せずに自分が嫌だと思うことは正直に言ったほうがいいと思います。
日本では言わなくても通ずるところがありますが海外では言わなくては何も伝わらないため勇気を出して主張してください。

留学前にやっておけばよかったこと

日本経済、文化のことをもっと勉強しておけばよかったと思います。今後飛び立つ皆さんも渡航先の人たちから日本のことなど様々なことを聞かれると思います。海外に出たときに日本人として見られて意見を求められることがあると思います。その時に日本の情報を多量にインプットしておいたほうが留学に役立つと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学が自分の想像と違い苦痛と感じるのであれば日本に早めに帰国してほしいと思います。僕はある時期に一か月間ほとんど食品のサンプル詰めをするという作業をしました。従業員とも会話することなく辛かった時期でした。結果的に楽しい留学生活になりましたが、もしあの時期が続いたら日本に帰国していたと思います。辛くなったら日本へ帰国という手もあることを頭の片隅に置いてもらえたらと思います。