留学大図鑑

とばせ

出身・在学高校:
天草高校
出身・在学校:
熊本大学大学院
出身・在学学部学科:
先端科学研究部
在籍企業・組織:

最終更新日:2018年07月11日

結晶学のエキスパートの下で武者修行!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ロレーヌ大学結晶学研究室
  • フランス
  • ナンシー
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,000,000円
  • 日本学術振興会特別研究員DC2 500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

ロレーヌ大学に11か月間の研究留学を行いました。指導教官であるマッシモ・ネスポロ教授は理論結晶学の大家であり、様々な論文を発表し、勉強会も各地で精力的に行っていることから、結晶学を学ぶにはこの上ない人物であることからもロレーヌ大学で研究したいと常々思っていました。ロレーヌ大学には2014年に一度留学しており、施設についてや街そのものについて事前に知っていることから研究に集中しやすいという条件もあり留学先の大学として最適だと思い、留学を決意しました。
留学期間中には結晶学の基礎の勉強を重点的に行った他、ネスポロ教授の指導のもと国際誌に日本で取っていたデータを議論、内容を検討して投稿をすることもできました。ロレーヌ大学での研究の他に、レンヌ大学の日本人研究者ともコンタクトを取り、レンヌ大学への研究室訪問やシンポジウムにも参加し、海外の研究者と議論を交わすことができました。
研究以外にも熊本のことや日本のことを現地の人に知ってほしいと思い、日本についてのプレゼンテーションを現地の日本語クラスでフランス語で行いました。なれないフランス語でしたが、なんとか発表もでき日本の文化を知ってもらうことができたと思います。熊本についても知ってもらえたと思います。

留学の動機

現在熊本大学で所属している研究室に入り、国際学会に数多く参加したことで海外での研究に興味がわいていました。その中で留学の2年前に留学先と同じ大学に短期間留学する機会があり、海外の環境の違う研究室で研究したことにより改めて海外で研究してみたいと強く思うようになりました。加えて熱心な指導を受けられると研究室の指導教官から聞いており、さらなる向上が見込めると確信し、留学を決めました。

成果

留学の中で低温における鉱物の熱膨張率の変化などの研究成果をあげることができました。留学先の指導教官の指導の下一流の国際誌への論文投稿をすることができました。以前知り合っていたフランスで研究する日本人研究者が研究を行っているレンヌ大学への研究室訪問とレンヌ大学で開催されたシンポジウムへの参加をすることができ、海外の研究者と交流することができました。

ついた力

積極的に動く力

フランスにいる間に自分の積極性が増したと思います。日本にいる間、海外で約1年間研究するなんて想像もできませんでした。留学すると決断してから僕は変わったと思います。留学先での積極的な友達作り、研究者へのコンタクト、なれないフランス語へのアプローチ、どれも日本にいたらチャレンジさえもしなかったと思います。慣れない環境へ適応したいと強く思ったことで成長できたと思います。

今後の展望

留学を経て僕は大きく成長することができました。結晶について学ぶために根気強く努力することができました。また英語やフランス語の語学力も増したと思います。今回の留学で培った忍耐力と積極性を活かし積極的に新たな研究分野に挑戦し、成果を上げていき、将来日本の鉱物学を背負って立つ人物になりたいと思います。

留学スケジュール

2015年
10月~
2016年
8月

フランス(ナンシー)

ナンシーにあるロレーヌ大学にて研究を行いました。指導教官のマッシモ・ネスポロ先生の指導の下、実験、理論の勉強、国際誌への投稿の準備などを行いました。
留学期間中に知り合った日本語教師の行っているクラスで日本の文化、九州についてのプレゼンテーションをフランス語で行いました。スライド作成には苦労しましたが、発表した後にはその苦労も感じないくらいに達成感を感じました。その経験を通してフランス語も上達したと思います。日本文化を広めていく中で友人もたくさんできました。その友達とは日本に帰ってからも連絡を取っており、東京に来た際に東京で再会することもできました。

費用詳細

学費:納入総額

77,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

80,000 円

日本語クラスでの発表
ナンシー市のシンボル、スタニスラス広場
費用詳細

学費:納入総額

77,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

80,000 円

2016年
7月~
2016年
7月

フランス(レンヌ)

日本人研究者と連絡を取り、レンヌ大学に研究室訪問に行きました。研究室訪問で知り合ったレンヌ大学の教授と様々な議論を交わすことができました。研究室訪問の後日、レンヌ大学で行われた勉強会兼シンポジウムに招待され参加しました。とりわけシンポジウムは研究分野の世界最先端を行く多くの研究者の発表を聞くことができ、とても刺激的でした。同年代の研究者とも交流することができ、とても有意義な時間を過ごせました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

勉強会の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

本当にいろんな人にお世話になったと思います。現在私は留学から帰ってきてから2年が経ってますが、今でも感謝の気持ちは忘れたことはないです。ナンシーの街のバーで夜遅くまで語り明かした夜、研究室の南アフリカ人の友達と行ったバーでもらったテキーラ(2015年に開催のラグビーW杯で日本は南アフリカと熱戦を交わし、それに感激した客がくれた)、友達の家で一緒に作った寿司、留学の指導教官の紹介で知り合ったフランス人夫妻と一緒に食べたクリスマスディナー。今でも鮮明に覚えています。
日本人の留学生にもいろいろ助けてもらい、友人を紹介してもらったり、一緒に旅行に行ったりしました。本当に感謝しています。
留学してたくさんのいい友達と思い出を作ることができました。

日ー仏の交流会のレクリエーションの様子
友達と一緒に見たEURO2016

テロの恐怖と治安

  • 生活 : 治安・安全

私がフランスに行ったのは2015年10月でした。フランス、パリで発生したテロはその一か月後の11月です。私が住むナンシーはパリから遠く離れていますがその時の恐怖、街の動揺は激しかったのを覚えています。テロの次の日に開催されたアニメのイベントでみんなで黙とうを捧げたとき、フランスの悲しみを感じた気がしました。テロ以降、パリに行ったときに兵隊がいっぱいいて、警戒している様子を見て、安心だなと思った半面、テロが起きる可能性を感じ、とても怖かったのを覚えています。
旅行でパリに行ったときに、私はシャンゼリゼ通りでスリの被害に遭いました。アンケート回答を装った女性がやってきて、アンケート用紙で隠している間にウエストポーチに入っていた財布をすられました。幸い、すぐに気づきお金を抜かれる前に取り返すことができました。スリ対策のつもりでウエストポーチを前にかけ、肌身離さないようにしていたのにすられたのはショックでした。
フランスの治安は高くないのは知ってましたが、実際に行って治安の低さを感じました。その時に適切に対応できるように注意するように心がけていくのが大事だと感じました。特にスリには遭わないように貴重品はちゃんとガードしておくのが大事だと思いました。

留学前にやっておけばよかったこと

私がやっておけばよかった痛感したことは留学先の大学の入念な下調べです。下調べしたつもりでしたが、帰国後ロレーヌ大学は地学の分野で、隕石関連で有名な研究者がいるということを帰国後研究者仲間から知らされました。留学してからロレーヌ大学について調べればいいと思っていましたが、生活に適応するのと、結晶学の研究で手一杯で調べる時間がありませんでした。留学前にもっと入念にやっておけばよかったと後悔しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

今、自分の人生を考えると留学前後で大きく変化した気がします。大変なこともありましたが、それ以上に楽しかったことが多かったです。フランスに住んだからこそ行けた国、知り合うことができた友達など、本当に素晴らしい経験ができました。恐れずに挑戦してみましょう。留学でしか得られないこと、経験できないことがたくさんあります!