留学大図鑑 留学大図鑑

弓長春佳

出身・在学高校:
青山学院高等部
出身・在学校:
マカレスター大学
出身・在学学部学科:
神経科学、国際関係学
在籍企業・組織:

大学生活を海外で過ごしたいと考えているそこのあなた!質問があれば私に連絡してみてください。アメリカとカナダの大学に応募したので、答えられる限り力になりたいと思います。


最終更新日:2018年07月02日 初回執筆日:2018年07月02日

主体的選択

留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マカレスター大学
  • アメリカ合衆国
  • セントポール
留学期間:
4年
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • 江副記念財団 3,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 ネイティブレベル ネイティブレベル

留学内容

こんにちは!

まず、前置きをさせてください。留学 ==「すごい」という印象が根付いているようですが、私も含めた留学生はごくごく普通の人たちです。日本で学ぶか海外で学ぶか選んだ道が違うだけで、どちらが良いかということはありません。

そんな真面目な前置きを踏まえ、私はアメリカのミネソタ州(アメリカの真ん中の上あたり)の州都に近いマカレスター大学で神経科学と国際関係学をダブルメジャー(2つの専攻)で勉強しています。アメリカの大学は総合大学とリベラルアーツ大学に分かれていて、マカレスターはリベラルアーツの大学です。日本でよく知られているハーバードやイェール大学は総合大学の部類に入ります。リベラルアーツ大学は少人数制の授業と理系文系問わず幅広い分野で勉強できることが特徴です。余談ですが、1クラス10人程度なので、予習復習しっかりやらなくてはいけません。サボれば教授にすぐ見つかってしまいます。

留学の動機

一個人の意見ですが、私は高校時代「あれを学びたい」「これも学びたい」という身勝手な学問的好奇心が満たされませんでした。また、私の両親は元々日本人ではないため、日本での生活に閉塞感を覚えていました。異なる世界で生きたいという希望と向上心が重なり、まあまあ大変な準備期間を経て、優秀すぎる留学仲間と切磋琢磨し合いながら、リベラルアーツ大学のマカレスターへの留学が決定しました。

成果

人格形成の大事な時期を最高な学校で過ごし、理系文系全く異なる分野(国際関係学と神経科学)を勉強したため、学問全体を幅広く覗き見することができ視野が広がりました。幸運にも、リベラルアーツの大学に進学したため、ダブルメジャーの勉強が大変で諦めたいと思った時には教授と友達に励ましてもらい勉強を続けることができました。生徒と教授と素敵な仲間に囲まれて本当に幸運だと思います。

ついた力

自らの運命を切り開く力

大げさで暑苦しい力を手に入れました。これは留学経験者の多くが言うようで重複があり恐縮ですが、大学生活全てを海外で過ごし、自分で主体的に前進することを学びました。アメリカで現地の電話を買うから興味に適ったインターシップを探すまで、自ら行動しないと何も得られません。周りの協力があり自らが先陣を切って行動を起こすことが大事なのだと思います。

今後の展望

国際関係学と神経科学を勉強しているので、それらの分野が交わる公衆衛生に興味を持っています。卒業後就職するか進学するかまだ分かりませんが、最終的には米国の大学院に進学したいと考えています。

留学スケジュール

2015年
9月~
2016年
8月

アメリカ合衆国(セントポール)

1年生になりました!
入学したてで右も左も分からない状態から、過酷な授業と宿題と格闘する毎日が始まります。何となく履修した神経科学の授業が思った以上に楽しく教授と毎回の授業後におしゃべりしていたら、神経科学専攻にリクルートされました。夏休みの間に、留学フェローシップのキャラバン隊として、日本各地の中学生、高校生向けにワークショップやプレゼンテーションを行い、留学を進学の選択肢の一つとして主体的に考えることを勧めました。その後、ミネソタに戻り2つの非営利組織(NPO)でインターンシップを行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

キャラバン隊として行った高校で撮った写真。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
9月~
2017年
8月

アメリカ合衆国(セントポール)

2年生になりました!
大学にある程度慣れ、神経科学関係のガチガチの理系の授業を詰め込み、大変な目に合いました。授業に加えlabという3時間の実験授業がおまけで付いて来たからです。夏休みは日本の大学で神経科学関係のインターンシップを行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
9月~
2018年
8月

アメリカ合衆国・オランダ(セントポール、ハーグ)

いよいよ3年生です。
9月から12月の冬学期をマカレスター大学で過ごした後、後半の1学期間をオランダハーグのライデン大学で過ごしました。留学中の留学です。というわけで、実はこの原稿はハーグからお送りしています。今は大学が終わったので、オランダの大学病院でインターンシップを行っています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

留学前、私はマカレスター大学での教育を通して国際連合や世界銀行などの国際機関で働きたいと考えていました。マカレスター大学は前国連事務総長のコフィ・アナン氏の卒業校ということもあり、大学で国際関係学を専攻して国際開発一本に集中したいと考えていました。それが、大学で神経科学に出会ってしまい、私が本当に何をしたいのか混乱してしまいました。

明確な目標があるのは素敵です。ただ、世界が広がり沢山のことを学ぶにつれ興味範囲が広がり、目標が変わって模索し続けても大丈夫だと思います。

大学の研究室で撮った写真。難しそうな本が沢山並んでいます。

周りと異なる道を選ぶこと

  • 周囲の説得 : 先生

私は中学高学一貫校に通っていたので、同級生のほとんどが付属大学に通う環境にいました。そんな中、1人海外大学進学を目指すのは大変でした。放課後、周りの友達がカラオケに行くのを見送りながら図書館で勉強していたのは忘れ難い思い出です。学校の先生方は米国大学受験のプロフェッショナルではないので、海外大学に進学した先輩方に話しを聞きながら受験のプロセスを進めました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

日本の高校から直接海外の大学に進学するのにはある程度の度胸が必要だと思います。海外大学進学を選んだ後もよく洋画で見るような「ブロンドの彼女とアフリカ系アメリカ人の彼と笑い合う」ような格好良い毎日が送れるわけではなく、何かしらの困難が待っています。ある程度の覚悟があるならば(なかったとしても質問待ってます)、あなたの海外大学進学を応援させていただきます!