留学大図鑑 留学大図鑑

Yuki

出身・在学高校:
福井県立藤島高等学校
出身・在学校:
北海道大学、東北大学
出身・在学学部学科:
水産学部海洋生物科学科、農学研究科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年07月13日 初回執筆日:2020年07月13日

ハワイで学ぶ最先端の海洋生物・海洋学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハワイ大学マノア校、ハワイ海洋生物研究所(Hawai'i Institute of Marine Biology:HIMB )
  • アメリカ合衆国
  • ホノルル
留学期間:
5ヶ月
総費用:
1,600,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS6.0> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS7.0>

留学内容

海洋生物・海洋/水産分野の研究者を目指すにあたり、当分野において世界の最先端をいくハワイで幅広い知識・技術を身につけ、将来の研究テーマ選択に役立てるのが目的。留学形態は、交換留学とボランティア(研究室訪問)。交換留学中は、現地学生と共に専門分野の講義を履修した。現地では多分野の授業・実験、フィールドワークを通じて、とにかくインプットを増やした。このほかに海洋観測航海ボランティアや学生主体の海洋関連プログラムなどにも参加した。交換留学終了後には海洋生物系の研究機関にお手伝いとして実験をアシストする傍ら、研究機関の研究室を訪問して回った。

留学の動機

海洋生物・海洋/水産分野の研究者を志していたが(当時)、まだ大学での研究テーマも決まっていない段階だった。この分野は特に世界的なレベルでの研究が盛んに行われているので、本格的に修士課程以降どのような研究テーマ設定をするのかを決める材料のひとつとして、海外の研究事情を見てみようと思ったことが留学の動機。学部1年時に行った短期語学研修も本留学への良いきっかけとなった。

成果

海洋生物学/海洋学で最先端を行くハワイ大学で自らの興味・知見を大いに広げ、現地でたくさんのコネクションを形成できたことは大きな成果だと思う。留学最終日に、「これだ!」と思える研究分野(テーマ)に出会うことができた。また、ハワイでしか体験・経験できないこと(例えば、海洋調査航海ボランティア、日本語クラスで日本語を教えるなど)を多くできたことは大変貴重だった。

ついた力

行動力

失敗を恐れず、積極的に動いてみる力。自分から動かないと何も始まらない。たとえ失敗したとしてもそれはまた次に繋がる。

今後の展望

留学を経て、進学先は留学先で出会った「これだ!」と思える研究テーマができるところにした。海洋生物・海洋/水産分野の研究者となって活躍したいと思う反面、一度社会に出てみたいとも感じている。

留学スケジュール

2014年
12月~
2015年
5月

アメリカ合衆国(ホノルル)

交換留学生として専門分野の授業を履修した。履修科目は多岐にわたった。また、Labの授業も併せて履修することで、貴重なフィールドワークを経験でき、より実践的なスキルを身につけることができた。他には、海洋調査航海Hot cruise(5日間)、英語の発音クラス、日本語クラス(補助)などに参加した。

費用詳細

学費:納入総額

30,000 円

住居費:月額

108,000 円

生活費:月額

36,000 円

ハワイ大学のキャンパスにて
費用詳細

学費:納入総額

30,000 円

住居費:月額

108,000 円

生活費:月額

36,000 円

2015年
5月~
2015年
5月

アメリカ合衆国(カニオヘ(オアフ島))

ハワイ海洋生物研究所(HIMB)で、ボランティア/研究室訪問を行った。具体的には、研究室の実験のお手伝いをしつつも、他の研究室を訪問し、研究者・大学院生のお話を聞いて回ったというものである。HIMBで、現地で最先端の研究をされている研究者とコネクションを築き、自らの将来の研究テーマ選択に大きく幅を持たせることができたことは一番の収穫であった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

25,000 円

生活費:月額

40,000 円

HIMBにあるお気に入りの散歩コース
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

25,000 円

生活費:月額

40,000 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

 留学後、親しい友人からはよく「変わったね」と言われます。その言葉は「ハワイに行って被れてきたね」という意味ではないと信じたいですが笑、留学前後で確かに自身の内面の変化はありました。留学中に内面の変化を感じたことは皆無ですが、留学を終わってふと振り返ってみると、以前より行動力がつき、積極的になり、おおらかになり(雑になったとも言います笑)、自信がついたことに気づかされました。私は、自分の留学はうまくいったと思っています。とにかく留学中は、「失敗しても、後悔してもいいから積極的に動く」ということだけを意識して、がむしゃらになって行動できたおかげではないかと思っています。
 「留学」とは単に留学中だけを指しません。確かに「留学した」のはほんの数ヶ月ですが、「留学」は留学を志したその日から永遠に続いているものだと感じています。今、帰国してから1年半以上が経過していますが、不思議なことに「自分にとって留学とは何か」を振り返るたびに、自分にとってのその位置づけは変わってくるのです。物事がうまく進まないとき、私は成功した留学中のことを思い出して自身の起爆剤にすることもあります。「留学した」という事実は人生のほんの1ピースの出来事に過ぎませんが、「留学」はこれからも形を変えながら人生に影響を与えてくれるものだと思います。留学を経て自分自身の内面が変わったことは、現時点で何よりの財産です。

釣りを終えてたそがれる(ホノルルにて)

喋ってみる!

  • 語学力 : 英語

留学前は語学面を不安に思う人が多いと思います。特にスピーキングは難関で心配ですよね…
留学前でも留学中でも、解決法というより取り組み方でありきたりなものですが、とにかく喋る機会を増やすことをお勧めします。留学前にできることとしては、特に音読がオススメです。留学中は、なにかと専門的な話について行けないなんてことがあるかもですが、「分からない」と意思表示することが大切です。勇気をもって、単語でもいいから言葉を発してみましょう。相手が自分に耳を傾けてくれる「自分のターン」がやってきます。交換留学をする方、特に授業後にOffice Hourに行って疑問点を解決することをお勧めします!

VISA取得について

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

大使館の公式サイトにある、VISA取得に関する説明動画を参考にしてみてください。

クレジットカード

  • 生活 : お金

アメリカはクレジットカード社会ですので、クレジットカードは必須アイテムと言えるかもしれません。2枚くらい持っておくと、なにかあったときに焦らなくて済みます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

とにかく動いてみてください。違った世界が開けます。