留学大図鑑

長谷雄也

出身・在学高校:
岡山県立倉敷青陵高等学校
出身・在学校:
岡山大学
出身・在学学部学科:
教育学部 学校教育教員養成課程 特別支援教育コース
在籍企業・組織:
都市銀行

先進的リソースから学び日本の多様性を促す

留学テーマ・分野:
教育、特別支援教育
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アパラチアン州立大学
  • アメリカ合衆国
  • ノースカロライナ州
留学期間:
4ヵ月半
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 680,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

アパラチアン州立大学において教育に関する授業を受講し、現地の多様な障がい児教育のリソースや就労について学ぶ。また、現地ボランティア団体の活動や集会に参加し、学術的な視点と現場的な視点の両方を育むように心掛けた。
日本でもアメリカからアカデミックな形で導入はされつつあるものの就労の現場まで下りてきていないアプローチに関して、今後如何にして論文や大学講義の先、さらなる実践的なフェーズへ活かしていけるのかを考えた。
 また、大規模なものではないが現地学生やその家族などアメリカ国内でもこのテーマに先進的であるこの地域に住む方々にアンケートを取ったり現地で教育者として活躍する方々にインタビューをさせていただくことを通して、日本とアメリカの根本的な考え方、歴史、社会的構造の違いについて考えた。また、可能な範囲で現地学生とこのことについてディスカッションを行った。
 
 上記の大きなテーマとは異なる活動軸であるアンバサダー活動の一環として、現地クラブの協力を得て書道教室を開いたり、アジア圏への留学を考えている現地学生100人弱に対して岡山や日本の文化についてPRプレゼンテーションを行った。

留学の動機

グローバリゼーションが加速し、今後個人個人に求められる力を今更説明するまでもない「現代」において、それを獲得する方法としての留学はもともと漠然とした夢であったが、専門分野(障がい児教育)との両立の難しさもあり悩んでいた。そんなときにトビタテ!留学Japan の存在を知り、留学経験をより現実的で身近な、上記の両立を可能にするものとして感じることができたため。

成果

短い期間ではあったが、自分の納得がいく程度の成長を感じることはできた。また、一部計画通りに進まなかった部分があるとはいえ、充分岡山や日本国内の多様性、またそれを受け入れる為の土壌づくりに貢献し得る方法を学び考え整理することができた。

ついた力

一歩目を”迷わず”に、”正確”に踏み出す力

お金や時間、体力の必要な行動を起こすときためらってしまうこともあるが、今回のトビタテ!を含む留学経験を通して、踏み出してみることの意義を学んだ。また、留学直前準備期間の失敗経験を通して、その一歩を確実に踏むためには計画と準備をしっかり行い出来る限り踏み出す必要性があるということも学んだ。

今後の展望

既に決まっている就職先での業務や今後行っていく予定のその他活動にて、障がい者雇用の促進とその質向上へ貢献し続けていきたい。Think globally act locallyの姿勢でまずは身近なところから確実な変化を起こしていきたい。

留学スケジュール

2017年
8月?
2017年
12月

アメリカ合衆国(ノースカロライナ州)

留学プログラムそのものは自分の大学の交換留学制度を利用したため、基本的な過ごす場所は現地で所属していた大学のキャンパス内でした。講義や交友関係にも多くの時間を割く中で、トビタテの活動を行っていました。
現地大学での講義やボランティア団体の活動・勉強会などへ可能な限り参加し、自分の活動テーマに沿った情報を様々な角度から集めました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

アンバサダー活動として行った書道教室参加者40人くらい
受講していた講義の一コマ 障がい児教育の課題の日米比較
アメリカ人ルームメイトとNY 僕に会いに日本に来るらしい。笑
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

特定のエピソードではないですが、大学の寮で共に半年間過ごしたアメリカ人ルームメイトとの日々は僕にとってアメリカ生活での最も大きな宝物です。山の上の地域でどこに行くのにも車が必要な環境下だったのですが、彼は嫌な顔一つせずあちこちに連れて行ってくれました。同じ大学に留学していた日本人学生も「羨しい」というほど仲良くなれたことはいい思い出です。特に、彼の家族やガールフレンドともよく交流した中で、アメリカの方々のウェルカムな姿勢にいつも感動していました。
どんなこともそうですが、一部を見て全てがそうだと言い切ってしまうのは難しいです。しかし彼らを筆頭に、僕がアメリカで出会った方々は他者を「受け入れる」「理解しようとする」ということに驚くほど積極的で、アメリカという国がそういった雰囲気であるように感じることが多かったです。今回、この留学テーマに「岡山や日本で障がいを抱える方々の雇用促進」を掲げている中で、社会制度的なことや現場的なノウハウ・支援方法などアウトプット的なことはもちろん大切な部分を占めていると思いますが、もっと基盤にあるべき、アメリカの(私が関わった)方々のような姿勢から学ぶことはそれよりも価値のある事かもしれません。今回のように勉強や研究だけではなく、人などの「環境」から新しい気づきを得るという点では、留学は非常に大きな機会になります。

ルームメイトと彼の彼女(大学のマスコットも)雪の夜にパシャリ

英語の基礎体力

  • 語学力 : 英語

英語を使うことに疲れないスタミナが最低限あれば英語圏での生活へのアジャストは比較的うまくいくような気がしました。後から自分がやっていてよかったと思うことはやはり多読でした。学校の英語教育でやる一つ一つの単語を理解しようとじっくりゆっくり読むのではなく、日本語を読むときと同じように、記事や論文なんでもいいですが全体の意味を理解することを意識して早く読むこと。同じ文を何度も読むこと。20回とか。これだけで英語に疲れない頭が作られていきます。
あと、やはり英語力を4つに分けるとしたら、リスニング力が一番大切だと思います。コミュニケーションもディスカッションも講義も買い物も食事も何もかも聞く力が基盤になります。そこでお勧めするのは、「スピーキング練習」です。え?となると思いますが、自分の発音やボキャブラリー(読める語彙ではなく使える語彙)が鍛えられると明らかに聞き取りにも活きてきます。とはいえ、リスニング練習が必要なことは言うまでもないので、飽くまで一つの方法程度に考えてみてください。笑

就職活動との兼ね合い

  • 単位・留年 : 休学・留年

大学の通年必修の講義や実習の関係で留年せざるを得ないことは往々にしてあると思います。実際、僕は大学学部生を一年延ばした5年目に就活をし、内定後に留学に行きました。そのせいで留学直前の忙しい時期にしないといけないことが増えましたが、それを差し引いても今回の留学は人生で最も今の自分を形成している経験の一つになりました。一年留年することに関しては比較的寛大な世の中になりつつありますし、実際就職活動の際、これを理由に自分が不利になったようには一切思いませんでした。自分の意志の強さとの相談になりますが、上から順番に考えて自分が譲れないものを選び、そこに留学が入っているならあとは「するかしないか」ではなくて、する「方法」を考えましょう。その選択肢の中にはこのトビタテ!留学JAPANや、他にもたくさんの方法があります。能動的に動けば世の中は意外とみなさんの背中を押してくれるくらいには寛大ですよ。

クレジットカード

  • 生活 : お金

アメリカ限定の話になりますが、私がいた田舎の地域でも買い物はみなクレジットカードでした。日本の大学生はあまりクレジットカードを使うことがないと思いますが、現地での生活だけでなく留学前後の様々な払い込みで便利なので2種類くらいは作っておくといいですよ。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「視野を広げる」「自分を見つける」といった表現があります。正直、抽象的で意味がよく分からないですよね。でも留学を通して、それがこういうことかと知ることが本当にできます。知るというか感じるというか。帰国後、ぜひ各々が考えたこの言葉の意味を共有しましょう。そういった意味でも留学は帰国で終わりではありません。遠足は家に帰るまでみたいな話ですが、留学を長く捉えてトビタテコミュニティで共に成長しましょう。