神澤健雄さん

欧州の研究者の
活発な交流に参加!

神澤健雄さん(東京理科大学理工学部情報科学科 助教(現職))

ニコラス・コペルニクス大学 博士課程修了

現在の研究分野等について簡単に教えてください。
力学系・量子開放系について研究しています。一般に微分・差分方程式の解析は複雑ですが、分解という手法を用いることで解析し易くなります。私は分解が可能か判定する指標を構成し、量子開放系に応用しています。
いつ頃から海外の大学院への進学を意識していましたか。また、そのように思った理由、きっかけは何ですか。
学部4年生の時、当時の指導教官に博士課程まで進学したいと相談したところ、ポーランドの先生を紹介してくださいました。自分の知見を増やす為にも良い機会になると思い、留学することを決意しました。
海外の大学院に進学をするにあたり、ハードルに感じていたことは何ですか。そして、それをどう乗り越えましたか。
言葉が一番の問題でした。初めは現地の言葉が全く分からず、心が折れることもよくありましたが、生活の中で少しずつ単語や表現を覚えてゆき、最後は普段の生活ではあまり困らない程度になりました。
実際に留学をしてみて、良かったと思っていること、大変だと思っていることは何ですか。
欧州は各国の距離が近く活発に研究が行われています。国際学会などに参加することで多くの研究者と出会い、様々な意見交換をすることができました。友人も多くでき、今でも交流があります。
今後のキャリアプランについて教えてください。
今後も大学等で研究を続け、海外の研究者とも頻繁に交流しようと思っています。
海外の大学院に進学することを希望している後輩へのメッセージを記載してください。
学問・研究という観点は勿論、生活や文化といった観点からも非常に多くのことを学ぶことができます。不安に思うこともあるかもしれませんが、実際は何とか解決できます。是非希望を持って頑張って下さい。
その他伝えたいこと
留学先の国についても日本についてもより深く知るきっかけになると思います。