種田修三さん

学びの質と経験値の
高さを実感!

種田修三さん(北海道大学卒業)

アリゾナ大学 在学中

現在の研究分野等について簡単に教えてください。
健康な植物の葉の中に常在する微生物について研究しています。これら微生物の多様性及び群集構造が、どのような環境要因と関連しているのかの研究を通して、有用微生物の農業への応用に貢献したいと考えています
いつ頃から海外の大学院への進学を意識していましたか。また、そのように思った理由、きっかけは何ですか。
学部4年次に参加した米国への交換留学中に進学を決意しました。研究を常に意識した授業だけでなく、議論を引っ張っていくリーダーシップが求められるなど、留学先でのレベルの高い教育に感銘を受けたためです。
海外の大学院に進学をするにあたり、ハードルに感じていたことは何ですか。そして、それをどう乗り越えましたか。
進学にあたっては、授業についていけるのかが不安でした。英語が聞き取れなかった等、授業でわからないことがあれば、積極的に手を上げて質問することを心がけています。
実際に留学をしてみて、良かったと思っていること、大変だと思っていることは何ですか。
研究と教育の質が高いことに加え、海外で自分を見つめ直す機会が増えたことは人生を考える上で非常に有益だったと感じています。毎日英語漬けなので気づかないうちに疲れてしまっていることには苦労しています。
今後のキャリアプランについて教えてください。
日本の農業関係の会社に就職し、植物と微生物の相互作用を用いて持続可能な農業の普及に貢献したいと考えています。また、海外留学で得た経験や教育を積極的に日本の学生に還元していきたいと思っています。
海外の大学院に進学することを希望している後輩へのメッセージを記載してください。
海外大学院留学といっても研究が全てではありません。自分のキャリアゴールを達成する手段として留学が価値のあるものだと信じられるなら、研究分野にとらわれすぎず思い切って海外に出てみてもいいと思います。
その他伝えたいこと
授業についていけるのか、研究がうまくいくのか、将来どうなってしまうのか、たくさん不安はある。それでも、そんな不安の中で頑張った、という自信はきっと人生の糧になると思いますよ。