費用を抑えて海外進学!
留学スペシャリストが教える、
おすすめの国・地域6選

留学スペシャリストが教える、
おすすめの国・地域6選

皆さんが進路の選択肢の一つに「留学」を考えた時、まず気になることは、
・自分でも留学はできるのだろうか?
・どこの国・地域で何が学べるのだろう?
・そのためにどのような条件、そして準備が必要なのだろう?
そして、実際は
・どのような環境で学ぶことになるのだろう?
・どのくらい費用がかかるのだろう?
ということではないでしょうか。

留学先国・留学先地域や大学(専攻)によって入学条件は様々です。
また、その留学の条件をクリアするための準備やプランも一人一人異なります。
何よりも自己実現をするための留学プランを考えることが大切ですが、どうしても費用面の条件クリアが前提になる場合、
学びの場としての選択肢を幅広く見直してみると思いがけないチャンスが見つかるかもしれません。

ここでは海外の大学、大学院進学にあたって、費用をなるべく抑えて進学が可能な国・地域、メジャーではないけれど留学先として選ばれている国・地域を6つピックアップしてご案内してみたいと思います。

留学スペシャリストが教える、
おすすめの国・地域6選

ドイツ

欧州の中心に位置し、9か国と国境を接しているドイツは、充実した教育環境もあり、世界中からさまざまな人が集まる人気の留学先の1つです。
総合大学の他に、神学、教育、芸術などの専門に特化した大学、実技が学べる専門大学などがあり、国立大学の授業料は無償、あるいは一部負担など、留学生にとっても経済的に学べる国といえます。
基本的にはドイツ語で授業が行われていますが、EU諸国がそうであるように、専攻コースによっては全行程英語で学ぶプログラムもありますので、ご自身の受講言語条件も確認しましょう。

学期制

冬学期:10~3月 (出願期限7月15日)
夏学期:4~9月  (出願期限1月15日)

※入学時期、出願期限は 大学や専攻にもよります

大学(学士課程)入学条件

「大学入学資格」(HZB:Hochschulzugangsberechtigung)が必要になります。
日本の学歴に置き換える場合、高校卒業資格ということになりますが、
さらに以下の条件が付きます。
①高校の全学年で数学、理科(1科目)、外国語(1科目)、国語の履修がされている
②大学入学共通テストを受験し62%以上の成績をおさめた学科および関連学科に出願可能

また、日本の大学で1年以上終了し、35単位/年以上を取得している場合は、関連した専攻、学科に出願可能になり、高校の成績証明書と大学の成績証明書の提出が必要になります。

専攻が異なる、または上記条件を満たさないという場合は、大学入学準備課程を経て、大学入学資格試験に合格するという道もありますが、あくまでも入学条件は大学の判断になりますので確認の必要があります。

大学院(修士課程)入学条件

大学で取得した学士号と同じ専攻分野または関連の専攻分野への出願が可能となります。また、履修科目、単位数、成績など、それぞれの修士課程への入学条件を満たす必要があります。

語学要件

学士課程:ドイツ語検定試験TestDaFの全ての分野でのTDN4
ゲーテ・インスティトゥートのドイツ語試験Goethe ZertifikatのC2
修士課程:各大学、専攻によって異なります。

費用

授業料
国立大学の場合は無償となるが、一部の大学ではEU圏以外からの留学生の授業料を1学期1500ユーロなどと様々な条件もあるため大学に確認が必要となります。

生活費
1年間の目安として平均120万円~
(1€=128円 参考)


中国

日本の26倍もの国土を持つ中国は、地域や都市によってさまざまな顔を持っています。
日本からほぼ3〜4時間、日本国内には中国からの留学生も多く、漢字文化、食文化をとってみても、身近に感じる国です。
近年、世界での中国の存在感は増し、今後様々な分野で中国語を使う需要は増えると考えられ、教育面でも世界ランキングで上位に来る大学が多い中、欧米諸国への留学と比べても経済的に留学可能な国となります。

他国と異なるポイントとして、中国では、留学生が学部課程(本科)に入学する場合、主に2つの方法があります。
①留学生のみのクラスとなる「漢語本科」で学ぶ
「漢語本科」では、中国語(HSK高級)の勉強のみならず「中国語と中国文化」、「経済貿易中国語」、「中国語教育」などを専攻できる大学があり、また中国語と英語の二カ国語で学ぶコースを設けている大学などもあります。

②中国人学生と同じクラスで学ぶ
この場合は大学が課している中国語学要件をクリアしていることが条件となりますので、
まず大学付属の中国語コースで語学力をつけてから本科に入学をするケースが多いです。

その他、普通進修生(学部聴講生)コース、碩士(修士)・博士課程への留学も可能です。

学期制

秋学期 9月~1月、
春学期 3月~7月

※出願締め切りは大学によって異なります。

学士課程入学条件

高校卒業又は同等の資格
高校の成績証明書、その他の書類選考と面接試験で審査されます。

大学院(修士課程)入学条件

学士号以上の学位取得
履修科目、単位数、成績、語学力など、修士課程それぞれの入学条件を満たす必要があります。

語学要件

学士課程:HSK4~5級以上 大学によって異なります。
修士課程:HSK 5級180点以上が目安となります。

費用

授業料
学部:年間14,000~28,000 人民元 (約23~47万円)
大学院:年間18,000~39,000 人民元 (約30~65万円)
大学や専攻によって異なります。
特に医学や芸術分野は別途各大学に確認の必要があります。

生活費
1年間の目安として、約60万円~
地域によっても異なります。
(人民元=16.6円 参考)


台湾

日本から近く、日本とよく似た漢字文化、一般的に親日感情が高く、観光地としてもおなじみの台湾は、日本人留学生にとって安心して留学生活を送ることが出来る地域といえます。
近年の中国語需要を考えても、学費が日本や中国より安く、生活費も安上がりである台湾は人気の留学先の一つとなっています。
中国語という意味では、台湾では繁体字を使い、大陸で広く使われている簡体字とは異なるのが中国との違いですが、中国語で意思疎通をはかる上では十分な共通性があります。

大学の授業は、基本的に中国語の講義ですが、All Englishプログラムや、応用英語学科等では4年間英語での授業が行われているため、専門課程を学びながら英語と中国語を同時に習得ということも可能となります。
また、一定レベルの英語力があれば、海外の姉妹校に安い学費で交換留学の機会があるのもうれしいポイントです。

学期制

秋学期:9月上旬〜1月中旬  出願時期 12月~3月
春学期:2月中旬〜6月中旬  出願時期 前年8月~9月

※大学により異なります。

学士課程入学条件

高校卒業又は同等の資格
高校の成績証明書、財力証明書、その他大学により求められる書類での選考となります。
留学生誘致に積極的な台湾の大学では、ほとんどの大学に「外国人留学生特別枠」が設けられていますので、入学審査は比較的簡単に受けられます。

大学院(修士課程)入学条件:

学士号以上の学位取得
履修科目、単位数、成績、語学力など、修士課程それぞれの入学条件を満たす必要があります。

語学要件

学士課程:華語文能力試験(TOCEFL)B1以上
英語でのコースの場合は、各大学の条件によります。
修士課程:大学、コースによって異なります。

費用

授業料
学部:年間50,000~58,000元 (約19~22万円)
大学院:年間54,000~59,000元 (約20~22.5万円)
大学や専攻によって異なります。

生活費
1年間の目安として、約50~70万円
(1TWD=3.79円)

マレーシア

東南アジアの中心に位置し、マレー半島とボルネオ島の一部の国土は日本の9割弱の広さに人口約3000万人の国。 南国の熱帯雨林、魅力的な島々や砂浜、神秘的な山々など美しい自然がある一方、近代的な都市としても発展している国です。

多民族国家として、言語、宗教、食事、生活習慣など多様な文化が共存している国で、近年目覚ましい発展を遂げ、留学生を25万人に増やし国際的教育の中心なる目標を掲げるなど、留学生受け入れの環境も整ってきました。
多民族=多言語でもあり、国語はマレー語ですが、中国系マレーシア人の間では中国語、インド系マレーシア人の間ではタミール語が使用されています。それ故、一般的には広く英語が使用されているため、英語環境での留学先としても人気が出てきています。
英語の習得プラス第2外国語としてマレー語や中国語を学ぶチャンスもあります。
また、イスラム教徒が人口の半分以上を占める社会では、教義、風俗、習慣についての知識を持っておくことも大切となります。

学士課程は一般的に3年制(専攻による)ですが、日本の高校卒業資格で入学可能なため、その分留学費用の総額が抑えられ、時間的、経済的なメリットもあります。
その他、マレーシアの大学には、入学後に他の英語圏の大学に編入する制度や、マレーシアにいながら他国の大学の学位を取得したりするプログラムも多くみられます。

学期制

2学期制、3学期制、4学期制など大学によって様々です。
入学時期も3月、6月、9月など年に複数回あります。

学士課程入学条件

高校卒業資格
その他、高校の成績証明書などでの書類選考となります。

大学院(修士課程)入学条件

学士号取得
履修科目、単位数、成績、語学力など、修士課程それぞれの入学条件を満たす必要があります。

語学要件

学士課程:IELTS 5.5~
修士課程:大学、コースによって異なります。

費用

授業料
学部・大学院の平均的な私立大学の年間授業料約60~80万円
大学や学部によって異なります。

生活費
1年間の目安として約60~72万円
(1MYR=26.15円 参考)

ポーランド

ポーランドは、ヨーロッパの東と西をつなぐ中央部に位置しています。北はバルト海に面し、西にドイツ、南にチェコとスロバキア、東にウクライナ、ベラルーシ、リトアニア、北にロシアのカーリング州と7か国と接し、海、山、高原、森、平原地帯と、豊かで美しい自然に囲まれています。バスや鉄道で隣国へ行きやすいのはもちろん、最近は格安航空の路線充実もあり、ヨーロッパ諸国へ週末で行って帰ってくることが可能な立地条件です。
物価が安く、治安もよく、ヨーロッパ各地のみならず、世界からの訪問者数が増加しています。また、科学と文化芸術の国でもあり、ショパンコンクールが行われる年には、世界中から訪れる多くの人々でにぎわいます。

ポーランドの公用語はポーランド語ですが、大学では英語で開講されている学部や授業も多くあります。また、英語を話せる人も多く、街中での簡単な会話ならば通じることが多い環境でもあります。

ポーランドは、欧州単位互換評価制度(ECTS)を採用しています。それにより、ヨーロッパ共通水準の単位や学位が認定され、ヨーロッパ他大学との交換留学や学術交流が活発で、 北米、中南米、東アジア、アフリカ、中東の大学への交換留学も可能なため、在学中に費用を抑えて他国への留学ということも可能になるのも魅力です。

学期制

冬学期 10月1日~2月中旬、
夏学期 2月中旬~6月30日

※出願締切は大学によって異なります。

学士課程入学条件

高校卒業資格
語学要件:CEFR(ヨーロッパ言語共通基準枠)B2レベル(TOEFL iBT 75-93、IELTS 5.5-6.5)
高校の成績証明書、その他書類での選考となります。

大学院(修士課程)入学条件

学士号取得
履修科目、単位数、成績、語学力など、修士課程それぞれの入学条件を満たす必要があります。

語学要件

学士課程:CEFR(ヨーロッパ言語共通基準枠)B2レベル
(TOEFL iBT 75-93、IELTS 5.5-6.5)
※ポーランド語での受講の場合、B1レベルでの条件付き入学が可能な大学もあり、
大学付属語学準備クラスからスタートする道もある。
修士課程:大学、コースによって異なります。

費用

授業料
※非EU・EEA圏からの留学生の一般的費用
学部:€2000/year (約25万円)
大学院:€3000/year (約38万円)

生活費
1年間の目安として約42万円~
地域によって異なりますが、最も物価の高い都市ワルシャワでも、他のヨーロッパ諸国と比較すると生活費は安く抑えられます。
(€1 = 128円で計算)

フィリピン

フィリピン共和国は、7641の島々からなる、日本の約8割の面積を持つ島国で、人口も日本の約8.5割です。民族は、マレー系、中国系、スペイン系で、80以上の民族と100以上の言語が存在していますが、ASEAN唯一のキリスト教国であり93%がキリスト教です。過去10年間の経済発展は目覚ましく、日本との関係は良好で、持続可能な経済成長のためのODAは日本が50%以上を占めています。

セブ島などの人気リゾート地をはじめ観光地としても有名なフィリピンは、公用語はフィリピノ語と英語。教育現場での教授言語は、就学前と初等教育がフィリピノ語、中等・高等教育は英語とフィリピノ語が併用されます。
第2言語が英語でもあり、英語留学先としても近年人気を集めていますが、一方で、教育水準の高い大学も多くあり、物価が安いということで進学先としても注目を集め始めています。
特に、ホスピタリティ産業、開発経済学などの分野では、最前線の学びができます。
日本の高等学校を卒業していれば大学に出願資格があり、大学は単位の取得状況により、最短で3年で学士号取得ができるため、時間的、経済的に大きな節約が可能でもあります。希望する専攻コースがすべて英語で行われる授業かどうかも事前に確認しておきましょう。

他国とは異なる点として、フィリピンの大学では制服の着用を義務付けられているところも多いです。これは、学校によって制服が異なっているため、事件や事故に合った時には学校や保護者に連絡がいきやすいなどという側面もあるようで、その意味では留学生自身の安全面、そして衛生面での注意は必要とも言えます。

学期制

秋学期 8月~12月(出願時期 12月~2月頃まで)
春学期 1月~5月(出願時期 受け入れ可能な場合に限り6か月前まで)

学士課程入学条件

高等学校卒業または同等資格
筆記試験があるが、SAT/GCE/IBまたは日本の大学入学共通試験が代わって認められる場合があります。その他、高校の成績証明書などでの書類選考となります。

大学院(修士課程)入学条件

学士号取得
履修科目、単位数、成績、語学力など、修士課程それぞれの入学条件を満たす必要があります。プログラムによっては大学院試験が求められることもあります。

語学要件

学士課程:IELTS 5.5~、TOEFLiBT 61~
修士課程:大学、コースによって異なります。

費用

授業料
年間授業料として、約17~52万円など
国公立大学と私立大学では学費が大きく異なります。
また専攻するコースによっても異なります。

生活費
1年間の目安として約22~25万円
地域によって物価は異なりますが、大都市マニラでも日本と比較すると物価は安く、生活費が抑えられます。
(1PHP=2.17円 参考)

<まとめ>

大学、大学院進学にあたっては、様々な選択肢があることがわかりました。
今回6つの国・地域をご紹介しましたが、同じように安い費用で進学できる国・地域は他にもあります。また、比較的高いイメージのあるアメリカやイギリスなども、実は奨学金が充実していて、結果的に負担が少なく留学している日本人の先輩は多くいます。
国内外の様々な奨学金がありますので、ぜひ奨学金情報を調べてみましょう。

コロナ禍では、不透明なことが多く、動きにくくはありますが、情報取集することは可能です。何が勉強したいのか、将来どうなりたいのか、そのためには何が必要なのか、どこの国・地域の、どの大学でそれが叶いそうか・・・、留学できるタイミングになった時にすぐに動きだせるように、今できる準備をしっかりして留学プランを考えてみましょう。


参考ページ

留学大図鑑:https://tobitate.mext.go.jp/zukan/

留学奨学金検索:https://tobitate.mext.go.jp/scholarshipsearch/



海外大学進学で知っておくべき基本ポイント

・海外の大学/大学院で、現地の学生と一緒にその国・地域の言語で専門の勉強をするにあたって、語学力は必須です。
準備期間も合わせ、自分に合ったプランを早めに見つけましょう。
・海外の大学/大学院の入学審査は、基本的に書類選考です。高校や大学の成績がとても大事です。
語学力のみにとらわれずに、普段の勉強(成績)に目を向けましょう。
・何を勉強(専攻)したいか、将来ありたい自分を考えてみましょう。



参考:情報取得のためのWEBサイト

外務省

新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html


海外安全ホームページ  各国に対する感染症危険情報の発出
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/info0522.html


厚生労働省

新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html


その他/参考

新型コロナウイルス感染拡大に伴う日本の大学/専門学校入学資格に関連する外国での学習・資格の動向
https://www.nicjp.niad.ac.jp/foreign-system/by-country/covid19.html


各国・地域情報

ドイツ

ドイツ連邦共和国大使館・総領事館
https://japan.diplo.de/ja-ja/aktuelles/-/2374818


在ドイツ日本各大使館
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus010720-3.html
日本からのドイツ入国にあたっての入国制限措置は,当分の間継続


中国

在中国日本国大使館
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


マレーシア

在マレーシア日本国大使館
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/my_seigen.html


台湾

台北駐日経済文化代表処
https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/73378.html


ポーランド

国家教育相
https://www.gov.pl/web/edukacja
https://www.gov.pl/web/koronawirus/aktualne-zasady-i-ograniczenia


フィリピン

在フィリピン日本国大使館
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00191.html

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