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留学と就活を苦労して両立し、第一志望に内定
日本の魅力を世界に伝える架け橋を目指す

瀧 幸乃さん 早稲田大学 文化構想学部 文化構想学科 4年

内定先の業界:政府系国際機関

アメリカ ボストン/ ニューヨーク Boston University MSA Partners-Market intelligence Service (NYC)

あなたの留学計画について教えてください。
ボストン大学に1年間交換留学をし、英語、社会学、心理学を学びながら、課外活動としてNYのPR会社で1ヶ月間のインターンシップに挑戦しました。日本の大学で「パブリック・リレーションズ(PR)」の授業を履修してから、PRという分野に対する強い関心を持つようになり、理論だけではなく、PRの本場である米国で実務に携わりたいと思ったことが留学を決意したきっかけの1つです。ご縁があって見つかったインターン先では、日本の食を米国に広める仕事に携わりました。具体的には、NYで開催される日本酒のTasting Eventの情報発信や、水産食品を扱う会社が世界各国から集まり商談をするボストンシーフードショーという展示会でのお手伝いなどです。これらの経験を通して、私は日本人として日本の魅力を海外に発信するPRプロフェッショナルとして世界で活躍したいと思うようになりました。
留学前は、留学の就活への影響をどのように考えていましたか?
photo 私は4年時に留学したため、正直、就職活動や卒業に対する不安はありました。しかし、交換留学のプログラムに申請する時には、就職活動や卒業が1年遅れたとしても留学したいという確固たる想いへと変わっていました。留学を通して、どうしても「なりたい自分」に近づきたかったからです。留学を決意するにあたって、私と同じように4年時に留学をする先輩が近くにいたことや、就職活動開始時期の後ろ倒しは自分を強くあと押ししてくれました。留学前は就職活動に対する不安を少しでもなくすため、興味のある業界で働いている人に積極的に話を聞きに行ったり、ウェブテストを試しに受けてみたり、ボストンキャリアフォーラムでの就職活動も視野に入れて入念に準備を進めていました。
留学経験は就職活動にどう影響を与えましたか?
1年間の留学経験があったからこそ、第一希望に内定することができたと確信しています。帰国子女で日本嫌いだった私は、1年間のボストン留学・NYでのインターンシップ経験を経て日本の魅力に気付き、日本人として日本の良さを世界へ発信していく人間として活躍したいという想いを抱くようになりました。素晴らしいおもてなし文化、美しい四季、色鮮やかで健康的な和食、安全で正確な交通インフラは日本の自慢であり、誇るべきものであると気付いたのです。留学は、私の考えを180度変えました。
また、日本では知り合うことのできなかった熱心な学生や、ビジネスマン、研究者など様々なバックグラウンドや夢を持った人々との深い対話によって、「自分は何者であるのか」「何が得意で、何が好きなのか」自己に対する理解を深めることができたのも留学での大きな収穫の1つです。自己への理解を深め、どこへ行っても変わらぬ自分の軸を持つことは、就職活動において大いに役立ちました。
後輩へのアドバイスをお願いします。
photo人から「あなたの好きな場所はどこか」と聞かれたら、私は迷わずに「ボストン」と答えます。なぜなら、そこには人に語りきれない程の多くの思い出があるからです。たった1年の留学でも、自分の意志と行動次第で、生涯忘れることのできない貴重な経験をすることができます。
自分の将来の姿を想像してみてください。どんな自分になりたいですか。その理想の自分に近づくために留学が必要なのであれば、就職活動のことはあまり気にせず、期待を胸に海外へ飛び立ってください。留学後は、きっとなりたい自分に近づいているはずです。