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リンリン帝国長官

出身・在学高校:
クラーク記念国際高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2024年05月01日 初回執筆日:2024年05月01日

恐竜と伝える力を探る、カナダ恐竜大冒険!

留学テーマ・分野:
中期留学(3ヶ月以上4ヶ月未満の探求留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Wynchemna、Bayswater Calgary
  • カナダ
  • カルガリー
留学期間:
約4ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 890,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

サカナくんの恐竜バージョンのような、恐竜を伝える人になるため、「恐竜」と魅力的に「伝える力」を探求するため、カナダへ約4ヶ月間留学しました。今振り返ると、留学というより冒険をしていたんじゃないかと思うくらいには計画性がなく、でもアクティブで、非常に充実していました。よく成功したなと自分でもときどき思います。
初めの4週間はカナダの大自然に囲まれて、世界10カ国以上の人と暮らすサマーキャンプに参加し、その後3ヶ月は語学学校に所属しながら恐竜の探求を行いました。
その間、博物館を訪問や野外での化石の調査、古生物学者の方とのミーティングなどを行いました。また、恐竜に関わらず様々な場所を訪問し、多様な視点から伝える力を探りました。

留学の動機

高校に入学するときから、高校生のうちに留学したいと考えていました。そんな時、トビタテ!留学JAPANの支援制度を教えてもらい、迷うより先に挑戦しよう!と思い切って応募を決めました。せっかく自由に計画が立てられるならと、大好きな恐竜をテーマに設定し、小さい頃から憧れていたカナダを選びました。

成果

最大級の恐竜博物館、ロイヤル・ティレル博物館を訪問したり、恐竜の化石を自力で発見することもできた。さらに、カルガリー大学の古生物学者、ダーラ・ゼレニツキー先生と仲良くなることができた。他の研究者を紹介もしてくださり、たくさんの古生物学者の方のお話を聞くことができた。さらに、ロイヤル・ティレル博物館の裏側、セキュリティールームにも特別に連れて行ってくださり、多くの貴重な経験と学びを得ることができた。

ついた力

積極的行動力力

初めて古生物学者の方と会った際、緊張からあまり積極的に聞いたり、話したりすることができませんでした。そのことを心から反省し、もう絶対繰り返さない、もっと積極的に行動するんだ!!と強く心に決め、そのことを意識して活動するようになってからチャンスを掴めるようになりました。

今後の展望

将来は、サカナくんみたいに恐竜を面白く、魅力的に伝える人になって、世界中の人たちをワクワクさせたいです。そのために、大学では古生物を学び、もう一度留学をして、さらに広い視野と経験を得たいと思っています。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

カナダ(カルガリー)

カナダに着いてから最初の4週間は、世界中から学生が集まるサマーキャンプに参加しました。初めの3週間は寮に宿泊し、午前はコミュニケーションの授業、午後はアクティビティをして過ごしました。このキャンプで世界中の人と一緒に暮らすことで、文化の共有、多様な価値観を学びました。毎日が新しい発見ばかりで、新鮮で、楽しいのに一日がとても長く感じました。アクティビティでは主に国立公園やハイキング、バーベキューなど自然に触れられるものが主体で、日本とは違う、カナダの自然を学ぶことができました。アクティビティの中には恐竜博物館へ行くものもあり、小さいときからずっと憧れていたロイヤル・ティレル博物館に行くことができました。嬉しすぎて、恐竜を見た時に何も言葉が出てこないほどでした。この経験は、これからの探求活動に影響を与えました。サマーキャンプ最終週は、カナダのロッキー山脈のど真ん中、まるで恐竜でも出てきそうな森の中でキャンプを行いました。電波も届かず、テントの横にクマの爪痕があるような場所でしたが、みんなで協力して生き残ることができました。今回のサマーキャンプでは、カナダの環境へ自分を慣れさせることができ、世界中の人と関わりを持つことで多様性を理解することができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

見渡す限りの草原でバーベキュー
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2023年
8月~
2023年
11月

カナダ(カルガリー)

語学学校に所属し、ホームステイをしながら恐竜を探求しました。恐竜と魅力的な伝え方を探るため、街から140キロほど離れたロイヤル・ティレル博物館に9回行きました。計画では、現地ツアーを使い通って行くことを考えていましたが、結局現地ツアーは1回しか使いませんでした。他の8回は、いずれも人のご好意によって連れて行ってくださったものでした。毎回、博物館へ行く目的が違い、純粋に恐竜を見に行ったり、博物館の近くの化石探索に出かけたりしました。世界遺産である州立恐竜公園にも行き、通常は入ることのできないエリアに入れるツアーに参加しました。そこは綺麗な状態の恐竜の化石が地表にむき出しになっているような場所で、私も恐竜の化石を発見することができてとても興奮しました。カナダでやりたかったことができた瞬間でした。恐竜の化石を見分けるコツを掴むことができ、以降、様々な化石を発見しました。時には、恐竜の顎の化石を発見することもありました。
さらにラッキーなことに、縁が繋がりに繋がってカナダの古生物学者、ダーラ・ゼレニツキー先生とお会いすることができました。このことは私にとってすごく大きかったです。彼女からたくさんのことを学びました。今までぼんやりとしていた恐竜学者のイメージをくっきりと持つことができました。先生は、他の研究者の方も紹介してくださり、古生物学者の方たちとの繋がりを作ることができました。さらに帰国の直前、先生は私をロイヤル・ティレル博物館の裏側の、セキュリティールームや倉庫、研究室に特別に連れて行ってくださいました。テレビでしか見たことがないような場所で、小さい頃からこの場所に行くことに憧れていました。中は恐竜の化石でいっぱいで、場所によっては床まで化石だらけです。今回の留学で一番ワクワクしました。宝物のような化石たちをみることができ、また博物館の裏側、恐竜研究の最前線に触れることができて、大変貴重な経験になりました。
私の留学は、見ず知らずの私を助けてくださった方がたくさんいて、その方達のおかげで最高なものになりました。そんな人たちとの繋がりが、私の留学の最大の成果です。この場を借りて、感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

気温がマイナス10度を下回る中、化石を探す
盛大に吠える私。まるで恐竜時代にタイムスリップしたかのようだ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

荒野で化石を探していた時のことです。どこから出てくるかもよくわからず、とりあえず崖に張り付いていた時、黒っぽい、骨のような石を見つけたんです。あ!化石だ!よくよく近くを探してみると、似たような化石がいくつも落ちていました。見つけた骨はどれも手に収まるほどの破片だったので、私はこれが一つの生き物か大きな骨がバラバラになって散らばっているのではと思いました。さらによく探してみると、足元に、何やらツルリとした小さなものが。それを見た瞬間、興奮と驚きで全身が震えました。すぐ分かりました、歯の化石です。何やら奥歯のような、平べったい形状をしています。やった、すごいものを見つけたぞ!!私は歓喜しました。この発見を早く知らせねば、と博物館に電話をかけようとしましたが、忘れてはいけませんここは荒野のど真ん中。電波などあるはずがありません。仕方がないので化石の写真を撮り、家に帰ってからメールをしました。一日後、博物館から衝撃的な返事が来ました。何と、私が見つけた化石群は、この辺りではごく普通で、よく見つかるとのこと。そして、大発見だ!と思っていた歯は、これもまた普遍的な、古代のエイの歯であるということが書いてあったのです。そのメールを読んだ時、私は目が飛び出るかと思いました。日本では化石の小さな破片一つで大騒ぎするのに、こっちでは普通?!カナダと日本の圧倒的な差に驚愕した私でした。

発見した歯の化石(赤円)。実はこれ以外にも化石が写っている。

ココでしか得られなかった、貴重な学び

秋ごろに子供達と山へハイキングに行くことがあり、その際に頂上付近では驚くほどの量の化石が見つかりました。子供達が次から次へ化石を見つけて持ってくるので、説明するのに大忙しでしたが、私の持っている化石の知識が初めて役に立った気がして嬉しかったです。また、恐竜を伝える人になりたいという夢を持つ私にとって、化石の種類や面白さを説明するのは良い経験になりました。

山の頂上付近。昔は海の底だった。

留学成功のコツはズバリ現地の日本人と仲良くなるべし!!

  • 生活 : 治安・安全

留学中は、常に予期せぬ出来事が起こります。突然の体調不良や落とし物、道に迷ったり、危ない目に遭うこともあるかもしれません。そんな時、どうすればいいのでしょうか。もちろん、エージェントや先生、ホストファミリー等に相談してもいいかもしれませんが、言葉が通じなかったり、忙しくてあまり満足いく対応をしてくれないかもしれません。そんな時に大きな力になってくれるのは、現地に住んでいる日本人の方達です。彼らはその土地に住んでいるので、地元の情報をよく知っています。日本語で相談することができ、効果的な問題の解決方法を日本語で伝えることができます。現地の日本人と仲良くなれば、困ったときに力になってくれるだけでなく、生活のちょっとした工夫や、イベントに誘ってくれたり、運が良ければ探求活動をサポートしてくれるかもしれません。実際に私は現地の日本人の方に化石の調査へ連れて行っていただくなど、探求活動を支援していただきました。彼らの助けがなければ、私の留学はもっとつまらないものになっていたでしょう。
さて、ここからは現地の日本人を探す方法をお教えします。
まず、確実なのは、日本大使館や領事館へ行くことです。そこは公的な組織なので信頼性が高く、もっともオススメ出来る方法です。次に、海外には日本人のコミュニティーといった形で、何らかの日本人同士の集まりのようなものがあることが多いです。そういったものを調べて参加してみるのも良いと思います。(私はこの方法でした)。最後に紹介するのは日本食レストランです。日本食レストランでは、日本人の方が運営している場所も多く、また注文時など気軽に話せたり、日本人が来店することもあるため、意外に仲良くなりやすい場所なのです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は留学の価値は、挑戦した数だと思っています。たくさん挑戦した人の留学は、キラキラが輝いて見えるし、すごく成長できたんだなって感じます。挑戦することには勇気が必要かも知れません。しかし、挑戦した先に待っているのはかけがえのない経験です。成功しても失敗しても、それは人生の糧になります!どちらの結果でも、挑戦する前の自分より強くなれるんです。だから留学先ではぜひ貪欲に挑戦しまくってください!