留学大図鑑 留学大図鑑

しのぴー

出身・在学高校:
愛知県立一宮高等学校
出身・在学校:
名古屋大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年10月29日 初回執筆日:2018年10月29日

香港の不妊治療をまなぶ!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 香港中文大学、医学部
  • 香港
  • 香港
留学期間:
2か月
総費用:
400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 270,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEFL85点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

香港中文大学医学部附属病院の産婦人科に赴き、香港の不妊治療をまなんできました!
日本の不妊治療は残念ながら進んでいるとは言い難い状況です。現在すこしずつ発展していますが、それでも苦しんでいるカップルの方が多くみられます。そんな不妊治療を改善したいので、外国の現場を実際にみて、何が違うかを学生のうちから考えたいと思いました。
そこで香港中文大学の産婦人科に行って、外来や手術を見学することを計画し、実行しました。
実際あちらの不妊治療外来は、日本と違い雰囲気も明るくて、一緒に赤ちゃんを作ろうという思いがとても感じられました。さらに治療も不妊治療専門の医師が6人もいて、ステップアップも早かったです。こうした取り組みが、不妊治療の成功率をあげているんだなと感じました。

留学の動機

日本の産婦人科で不妊治療を見学した時のことです。日本の不妊治療外来は暗く、患者さんもなにか後ろめたいことをしているような感じがしました。何度もトライして、それでもだめな患者さんも数多くいました。そんな不妊治療に疑問を感じました。そこで世界の不妊治療の実際を調べると、日本の不妊治療成功率は世界と比べて劣っていることがわかり、海外・特にアジアの不妊治療を見てみたいと思い香港中文大学に赴きました。

成果

留学では、香港中文大学の不妊治療外来や、採卵・IVFも見学しました。そのほかにも、周産期チームや、出生前診断チームも見ることができました。出生前診断ではダウン症の中絶をしていました。日本では妊婦さんが希望しない限りダウン症の検査をしないので、積極的に見つけに行く香港に驚きました。先生に「なんでダウン症の検査しないの?」といわれ、私は絶句しました。こうした倫理観の違いを実感できました。

ついた力

行動力

留学ではうまくいかないことがほとんどでした。まず運動しようと思ったのですが、ジムは日本人はつかえないといわれ、その上あちらの都合で不妊治療を見学できない可能性がありました。さらに周産期では、先生方が忙しすぎて無視されました。そんな時に役立ったのか行動力です。日本語が通じず味方もいない海外では、自分で 行動し、もがくしか解決する方法がありません。こうして行動力がついたと思います。

今後の展望

今後のまなびを生かして、産婦人科医として頑張っていきたいです。そしてできれば日本の不妊治療をもっと盛り上げていきたいと感じました。

留学スケジュール

2018年
4月~
2018年
5月

香港(香港)

香港中文大学にて産婦人科に赴き、先生型と一緒にいろいろな外来や手術を見学した。2か月実施し、なぜ香港の不妊治療の成功率が高いのか直にみてわかった。さらに胎児の扱い方(先天性疾患を見つけに行くのか含む)を見学してみて、香港と日本の倫理観の違いを思い知った。日本の治療方針や倫理観が世界共通でないことも分かった。あちらでは病院近くの寮で、同じくに日本から留学に来ている学生と一緒に生活していた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

50,000 円

香港中文大学の先生たちと
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

あちらにいた時に、たこ焼き+お好み焼きパーティを使用と思った。そこで寮でほかの寮生たちと一緒に香港人のひとたちは「あ、これ知ってるよ!タコヤキでしょ?」とかなりいい反応をしていただけた。そのほかにも「この前大阪いったよ」とか「東京に今度いくよ」とかかなり親日であり、とても好感が持てた。

たこ焼きパーティー

英語での雑談

  • 語学力 : 英語

英語は必須とよく言われます。私もすこし英語の練習をしてから、日本を旅立ちました。しかしながら、まったく歯が立ちませんでした。同じアジア圏ではありますが、香港人の英語はとても上手で、話をきくことがやっとでした。一番こまったのが雑談です。定型文がないのも相まって楽しくおしゃべりをするのがとても難しかったです。そんな時に盛り上がったのがあちらの言語の話です。例えば「数字って広東語でどう数えるの?」とか「こんな時は一言どういえばいいの?」です。相手からしても即答できますし、なにより相手の文化に興味を持ってることが 伝わるのでとても盛り上がります。英語が第一言語でないときしか使えませんが、雑談の導入で困ったら是非使ってみてください!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は楽しいことばかりだと思っていましたが、思い通りにいかないことがほとんどでした。でもそんな中だからこそ得られる学びがたくさんあり、貴重な経験です。留学に行こうか迷っているなら、是非飛び立ってください!!