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留学を生かして就活した先輩留学生メッセージ

Q1:あなたの留学計画について教えてください。

スウェーデン王立工科大学(KTH)に10ヶ月間の交換留学をしました。日本の大学と同じ都市計画系の専攻に所属し、興味のある授業を中心に取りました。例えば、フィールドワークや行政の方のお話をもとに、将来計画を提案するものや、GIS(Geographical Information System; 地理情報システム)というソフトを用いてまちの情報を集積・分析することでレンタサイクル乗り場の場所を提案するものなど、具体的な場所を取り上げて実践的に考え、文書やプレゼンテーションとして成果をまとめる機会を多く持ちました。日本で今まで学んできたことを活かしつつ、まちづくりの新しい手法も学ぶことができました。また、興味分野の教授と知り合い、共同研究に着手することもできました。防犯環境設計(CPTED; Crime Prevention through Environmental Design)について英米から始まった防犯の考え方を英語文献から学んだり、東京とストックホルム双方の行政の方にそれぞれの言語でアンケートを行い、国を越えたまちづくりについて比較するような機会を持てました。今後日本のまちづくりに関わる上で、今後少子高齢化などの社会問題に対応した福祉的な観点や、オリンピックに向けて世界に発信していけるような持続的な観点は重要になると思います。留学での学びは、そのような幅広い視野を与えてくれただけでなく、将来的に海外のまちづくりにも関われたらいいなと、私の働き方の可能性も広げてくれました。

Q2:留学前は、留学の就活への影響をどのように考えていましたか?

2014年8月から2015年6月までの留学を考えていました。
2016年度卒からは採用選考活動の開始が8月に変更になるということで、留学中に準備したり、一時帰国をしてうまく動けば、留学後の就職活動も間に合うのではと考え、特に気にせず10ヶ月間の留学を決めました。
間に合わなさそうであれば焦ってどこかに就職するのではなく、卒業を1年遅らせて、インターンなどから着実に就職活動するつもりでした。

Q3:留学経験は就職活動にどう影響を与えましたか?

私は留学の関係で2014年の夏、冬のインターンに全く参加できなかったため、始めは不利かなと感じていました。
しかし、留学をしていたということに人事の方は目を向けて下さったのでそのようなインターン経験の有無だけによって見られていなかった気がします。
人事の方に留学について聞かれた時は、私がスウェーデンで学んでいたまちづくりについてや、それをなぜ日本で活かしたいと思っているのか、なぜこの企業で活かせると思うのかについての想いをしっかり伝えることができ、それを分かって下さったから合格を頂けたのだと思います。
私の専攻や留学先で学んでいたことがこの企業の業務でも活かせそうなつながりがあったことも良かったですし、国内の都市開発だけでなく最近では東南アジアにも進出しているこの企業にとっては、海外で経験を積んできた学生のことをしっかり見て下さるような姿勢もあったのだと思います。

Q4:後輩へのアドバイスをお願いします。

留学で日本にいられないことによって、インターンや説明会など、一般の就活学生に比べて不利になるように感じることがあるかもしれませんが、その期間に海外にいることで得られることもあるはずですし、その経験を自信をもって発信することで穴埋めはいくらでもできると思います。
もちろん、日本の就活は業界によって差はあるものの、エントリーなどの受付期間が決まっているため、自分の経験や想いをしっかり伝える機会を逃すことのないようしっかり情報収集することはお勧めします。
今の日本はグローバル化の機運も強まり、海外で経験を積んでいる学生を求めるところも多くなってきているように感じます。なので、留学に興味がある方はその好奇心のままに飛び込んで欲しいですし、その熱意や経験を評価してくれるような企業に入った方が良いと思います。そのような企業は留学した学生が必ずしも不利にならないような採用活動をしてくれると思うので、特に心配することはないと思います。